
2026/27シーズンの明治安田J2リーグは10月11日に第10節までの日程を終えた。例年、自動昇格圏やプレーオフ圏をめぐる争いは最終盤までもつれ込むが、今季もここまでの結果からは例年どおり熾烈な順位争いを予感させる展開となっている。
ここまで首位を走るのは、直近4連勝中と勢いに乗るベガルタ仙台だ。開幕戦こそ黒星スタートとなったものの、第2節からは負けなし。攻守に抜群の安定感で首位をひた走る。そして、そんな仙台を追うのもやはりJ1経験のあるクラブたち。2位にはRB大宮アルディージャ、3位にはアルビレックス新潟とトップカテゴリーへの返り咲きを狙うチームがいずれも勝ち点3差で仙台を追う展開だ。
白熱の上位争いに注目が集まるなか、彼らと同じくJ1経験も多いながらも置き去りにされた感のあるのが北海道コンサドーレ札幌だ。今季は開幕戦で徳島ヴォルティスに2-0と完勝し、幸先良く白星スタートを切ったが、第2節からは4連敗を含む7戦未勝利と大ブレーキ。第9節のいわきFC戦で8試合ぶりの白星を挙げたものの、直近の第10節ではジュビロ磐田に完封負けを喫し、現在J2で唯一の勝ち点一桁台の最下位に沈んでいる。
開幕戦以降は毎試合失点が続いていることが不調の要因だが、直近の磐田戦を除く9試合はいずれも得点を挙げており、守備の改善が見込めれば自ずと勝ち点獲得は見えてくる。そんな比較的好調と言える攻撃陣では、新戦力の活躍も際立つ。ここでは、今夏新たにチームに加わった6選手について、これまでの活躍をA~Cの3段階で評価していく。
評価A:スタメン復帰に期待
- FWヴィニ・ペイショット(清水エスパルスより期限付き移籍)
今夏、J1クラブから複数の選手を期限付きで迎えた札幌。中でもここまで得点に関わる働きで存在感を示しているのが、FWヴィニ・ペイショットとFW唐山翔自の2選手だ。
現在25歳のペイショットは、これまで母国ブラジルや、欧州ではボスニア・ヘルツェゴビナのクラブでプレー。Jリーグは初参戦となる上に、清水エスパルスへ加入後即札幌へ期限付き移籍となったやや珍しい加入経緯となっていた。
国内での技量は当然ながら未知数。どんな選手なのかと、札幌のファンやサポーターはもちろん、所属元である清水のファンやサポーターもJリーグデビューを楽しみにしていたに違いない。
そして迎えた開幕戦、いきなりスタメン出場を果たすと前半早い時間帯に早速ゴールをマーク。さらに、後半ではFW白井陽斗のゴールをアシストするなど大車輪の活躍でホームに詰めかけた観衆の度肝を抜いた。
残念ながら第6節以降はベンチスタートが続いているが、ここまでに2ゴール2アシストと申し分ない結果を出していることから、新戦力の働きとしては十分高評価に値するだろう。
コメントランキング