Jリーグ 柏レイソル

異例の外国人選手ゼロ、柏レイソルが目指すチーム像とは【J1リーグ2026/27】

柏レイソル 写真:アフロスポーツ

2026/27シーズンの柏レイソルは、外国人選手を一人も登録しない異例の編成となった。Jリーグでは外国籍選手を戦力として活用するクラブが多いなか、柏はなぜ日本人選手だけの編成を作ったのか。

その背景には、国内の各カテゴリーで実績を重ねてきた選手の獲得や、厚い選手層を生かしたチーム作りがある。ここでは、柏が目指す新たなチームの姿を紹介する。


遠藤渓太 写真:アフロスポーツ

外国人選手ゼロという選択、柏が描く2026/27シーズン

今季の柏で最も特徴的なのが、トップチームに外国人選手がいないことだ。柏が発表した登録選手は、2027年からの加入内定を含めると40人。GK5人、DF10人、MF21人、FW4人という構成で、全員が日本人選手となっている。

Jリーグでは外国籍選手を複数登録することが珍しくない。特に攻撃の中心や最終ラインに外国人選手を置き、個の能力を補強に生かすクラブは多い。そうした環境を考えれば、柏の編成は目を引く。ただ、柏を「外国人選手を獲得しなかった」という一点だけで捉える必要はない。

柏はこのオフ、MF遠藤渓太(FC東京より完全移籍)、FW満田誠(ガンバ大阪から期限付き移籍)らを新たに加えている。アカデミー出身のFW細谷真大やDF古賀太陽らを軸に、Jリーグの各クラブで経験を積んだ選手を加えている点も、特徴だ。

柏にはこれまで、FWクリスティアーノ(2015、2016-2021)、MFレアンドロ・ドミンゲス(2010-2014)、FWオルンガ(2018-2020)など多くの外国籍選手が在籍し、チームを牽引してきた。日本人選手のみという編成がJ1でどのような結果につながるのかは、シーズンを通して見ていく価値が十分にあるだろう。


弓場堅真 写真:アフロスポーツ

JFLからJ1へ、弓場堅真が歩んだステップアップの道

柏の今季の補強を考えるうえで、象徴的な存在がMF弓場堅真だ。25歳の弓場は、Honda FC、FC今治、サガン鳥栖を経て柏に加入した。

2023年にHonda FCでJFLを経験すると、2024年にはFC今治へ移籍してJ3で25試合に出場。翌2025年にはJ2で34試合を戦い、2026年はJ2鳥栖で明治安田Jリーグ百年構想リーグ20試合に出場した。そして同年6月、J1の柏へとステップアップした。

JFLからJ3、J2、そしてJ1へ。各カテゴリーで出場機会をつかみながら、一つずつ階段を上ってきたキャリアは、弓場の大きな特徴だ。柏が獲得したのは、すでにJ1で実績を残した選手だけではない。さまざまなカテゴリーで出場機会をつかみ、成長を続けてきた選手を新たに迎え入れた。

もちろん、弓場がJ1で結果を残せるかどうかはこれからの話だ。それでも、JFLからJ2まで異なるカテゴリーを戦ってきた経験は、柏にとって新たな選択肢になる。

完成された選手だけを集めるのではなく、国内のさまざまなカテゴリーで成長してきた選手を見つけ、その先の成長を期待する。これは、アカデミーから選手を育ててきた柏のクラブ文化とも重なる部分がある。

リカルド・ロドリゲス監督は浦和レッズ時代から、無名の選手を見出し中心選手へと育てる手腕で知られてきた。弓場のような選手を積極的に迎え入れる編成は、その指揮官の眼力を土台にした側面もあるだろう。

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名前:Nao
趣味:サッカー観戦、お酒、子供が所属するサッカークラブの応援
2023年からライターとしての活動を始めました。プライベートでは3人の男児の父親、個人ブログ「FootballAnalysis」を運営しています。サッカーがある日常、特に試合がある日の街の風景やスタジアム周辺の雰囲気が大好きです。多くの人にサッカーの楽しさを知って頂ける記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

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