
横浜F・マリノス所属のイスラエル代表FWディーン・デイビッドは、今夏移籍の可能性が報じられるなど、去就が不透明となっている。すでに母国復帰の可能性も取りざたされているが、実現にはいくつものハードルを乗り越える必要があるという。
イスラエル『Israel Hayom』は8月末、デイビッドの去就について「マッカビ・テルアビブが移籍先候補に浮上」とリポート。イスラエル復帰の可能性があるとはいえ、今夏移籍を阻む問題を以下のように伝えている。
「イスラエル復帰には税金の問題が立ちはだかる。横浜FMへ移籍してからまだ3年が経過していないためだ。日本の税率はイスラエルより低く、デイビッドがイスラエルへ戻った場合、数十万ユーロを所得税を納めなければならない可能性がある」
「デイビッドと横浜FMの契約は2027年6月まで残っているため、デイビッドの獲得を狙うクラブは移籍金を支払う必要がある。またデイビッドの今季の年俸は、手取りで80万ユーロ(約1億4300万円)近くである。イスラエル国内のどのクラブにとっても簡単に支払える金額ではなく、カップ戦王者でさえ例外ではない。税金の問題まで考慮すれば、イスラエル復帰にはかなりの費用がかかる」
また、同選手の関係者は「来夏、デイビッドが横浜FMに残留するためには、桁外れのオファーが必要になる。ただ、日本での生活は、困難があるとはいえ決して悪くない。彼は経済的な基盤を築くために日本へ渡り、その目的はまさに果たされつつある。サッカー面ではうまくいっていないが、状況はまだ変わる可能性がある」と述べている。
この関係者のコメントも踏まえた上で、同メディアは「イスラエル国内の移籍市場が9月16日に閉幕するまでに、デイビッドが母国へ戻る可能性は低い。現時点では横浜FMに残り、少なくとも1月まで状況を見極める方向にある。冬の移籍市場になれば、状況が変化する可能性もある」と、今夏残留が既定路線との見方を示して総括している。
デイビッドはJリーグ挑戦前、マッカビ・ハイファに4年間在籍し、通算184試合出場で76ゴール15アシスト。2025年夏に横浜FMへ完全移籍したが、来日1年目はJ1リーグ戦11試合の出場で3ゴールをマーク。J1百年構想リーグでは12試合の出場でノーゴール。今季は開幕節の鹿島アントラーズ戦で途中出場したが、第2節から5試合つづけてピッチに立っていない。
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