代表チーム オランダ代表

日本代表とW杯で対戦のオランダ代表指揮官の保守性が批判される

ロナルド・クーマン 写真:アフロスポーツ

 2026FIFAワールドカップで日本代表と対戦するオランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督の采配は、保守的な姿勢によって支えられてきた。しかし、その特徴が今後の国際舞台で課題となる可能性が指摘されたようだ。

 オランダメディア『FCUpdate』は「クーマン監督よ、注意せよ、保守性がオランダ代表の足かせになり得る」と題した記事を展開し、クーマン監督がトレンドへの対応に遅れる傾向があると指摘した。

 オランダ人選手が海外で活躍していても代表招集までに時間を要する場合があり、活躍した選手の招集を期待する多くの声が上がっても選考に反映されないことがあるという。クーマン監督は変更を最小限にとどめる姿勢を「忠誠心」と説明しているが、その姿勢自体が問題となる可能性があると同メディアは論じている。

 同メディアは、過去から学ぶ重要性を認めつつも、現代サッカーへの適応の必要性を強調している。イングランドでは時間稼ぎの増加やセットプレーについて議論されており、分析者はこれまで以上に重要で効果的だと指摘している。

 その様な状況で試合の魅力が損なわれているとの見方もある中、プレミアリーグのアーセナルは守備の安定と試合のコントロールを重視し、セットプレーから19回ゴールを挙げている。ニューカッスルは14回で続いていると同メディアは指摘した。

 こうした変化に対応する重要性は、同リーグのマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督の戦術にも表れていると同メディアは指摘。同監督は相手に応じて戦術を変え、高い位置からのプレスを用いた4-2-4の形でアーセナルのビルドアップを封じたと指摘。一方でクーマン監督には、こうした新しい流れへの適応力が不足していると同メディアは批判した。

 さらに、同メディアはオランダ代表がセットプレーの専門家を導入する機会があったにもかかわらず、対応が遅れている点も指摘。現在はGKコーチがセットプレーを担当しているが、専門家ではない点に苦言を呈し、対応の遅れがW杯本大会で影響する可能性があると結論付けている。