
一部のクラブを除き、第6節までの日程を消化したJ1百年構想リーグ。EASTでは、昨季のJ1王者鹿島アントラーズが序盤から好調を維持し、直近は5連勝と勢いに乗っている。一方のWESTは、まさに熾烈な勝ち点の奪い合いが続いており、最下位のアビスパ福岡を除く9クラブが勝ち点3差以内にひしめく先の見えない展開となっている。
セレッソ大阪(以下、C大阪)はこの冬、昨季チームトップかつリーグ全体でも2位タイとなる18ゴールを挙げたエース、FWラファエル・ハットンが、期限付き移籍期間満了に伴い退団。2024シーズンのチームトップスコアラーだったFWレオ・セアラに続き、2年連続で頼れる外国籍選手を失うこととなった。当然ながら得点力低下が懸念されるなか、現時点では6試合で5得点とWESTでも2番目に少ない数字にとどまっており、当初の懸念がそのまま結果として表れている。
それでも、ハットンに代わる存在として獲得した新ストライカーをはじめ、新戦力の活躍は随所に見られる。ここでは、C大阪の今季新戦力について、ここまでの活躍をA~Eの5段階で評価する。なお、出場時間が1試合に満たない選手は対象外とした。
中村航輔:評価A
今冬、C大阪の補強で注目を集めたのが、海外クラブや日本代表としても経験豊富なGK中村航輔の加入だ。2009シーズン以降、C大阪ではほとんどのシーズンでGKキム・ジンヒョンが守護神として君臨。Jリーグ通算500試合以上の出場を誇る大ベテランがいるポジションなだけに、中村がチーム内でどんな立ち位置を築くのか注目されていた。
現在31歳と、JリーグのGK陣では中堅クラスの中村。C大阪加入以前は、2025年の1月にポルティモネンセ(ポルトガル)を退団して以降、およそ1年ほど無所属の期間があり、J復帰戦がどのタイミングになるかは、ファンやサポーターにとって大きな関心事だったと言えよう。そして、そのタイミングは思いのほか早くやってきた。開幕戦こそキムにスタメンを譲ったものの、第2節のアビスパ福岡戦以降はスタメンに定着。第5節の清水エスパルス戦ではPK戦で2本のセーブを披露し、チームに勝ち点2をもたらすなど、新天地で充実のスタートを切っている。
出場した5試合でクリーンシートは2つ。複数失点を喫したのも第3節のサンフレッチェ広島戦のみと、安定感が際立っていることから評価をAとした。
横山夢樹:評価C
2024シーズンは当時J3のFC今治で29試合に出場し、6ゴール5アシストを記録。昨季はJ2昇格を果たした同クラブで6ゴール6アシストと、カテゴリーが上がっても高いパフォーマンスを発揮したMF横山夢樹。今季はついにJ1のC大阪に加わり、プロ3年目にして自身初の国内トップカテゴリーに挑んでいる。
今年1月に行われたAFC U23アジアカップ2026に臨むU-21日本代表にも選出され、優勝に貢献した横山。C大阪でもここまで5試合に出場し、得意のドリブルで存在感を示している。
同ポジションには今季好調のMF阪田澪哉や、昨季浦和レッズから加入したMF本間至恩がいることもあり、先発での出場機会が少ないことから評価はCとした。ただし、まだまだ発展途上の選手であることは間違いなく、海外挑戦を果たしている兄MF横山歩夢(ヘンク)のように、J1で急成長を見せられるのか楽しみだ。
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