
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟):喫煙所まで最短徒歩3分
試合日には臨時喫煙所を設置
アルビレックス新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムは、隣接するHARD OFF ECOスタジアム新潟(新潟県立野球場)とともに、新潟県スポーツ公園の一角として整備されている。2024シーズンからは、試合開催時の場内喫煙所が加熱式タバコ専用へと変更された一方で、公園全体の屋外には紙巻きタバコも利用可能な灰皿が設置されている。
試合開催日には、メインスタンド側スタジアム外のスワンパーク周辺に2か所の臨時喫煙所が設けられる。観客スタンドから利用する場合は再入場手続きが必要となり、最短でも徒歩約3分。バックスタンドやゴール裏からはスタジアムを半周する距離となるため、ハーフタイム中の利用はやや慌ただしい。それでも、紙巻きタバコが吸える喫煙所が確保されている点は、喫煙者にとってありがたい環境と言えるだろう。
駅前不動産スタジアム(サガン鳥栖):喫煙所まで最短徒歩2分
アウェイのサポーターにも配慮したスタジアム
サガン鳥栖のホーム・駅前不動産スタジアムは、JR鳥栖駅の目の前という抜群の立地を誇るサッカー専用スタジアムだ。収容人数は約2万4,000人規模ながら、紙巻きタバコに対応した喫煙所が3か所用意されており、喫煙者への配慮が行き届いている。
喫煙所は、入場ゲート付近のスロープ横、バックスタンド外、そしてアウェイ側駐車場内に設置。いずれもスタジアム外にあるため再入場手続きは必要となるが、特にバックスタンド外とアウェイ側駐車場の喫煙所は「出てすぐ」の距離感だ。ホームだけでなく遠征してきたアウェイサポーターにとっても利用しやすく、駅近スタジアムならではのメリットが活きている。
愛煙家の観戦環境と今後の課題
Jリーグのスタジアムにおける喫煙環境は、受動喫煙防止の観点から年々厳格化が進み、紙巻きタバコが吸える場所は場外の指定屋外エリアなどに限定されつつある。加熱式タバコの普及を背景に「加熱式限定」の運用が広がる一方、紙巻きタバコ愛用者にとっては、試合前やハーフタイムに一服するハードルが確実に高くなっているのが現状だ。
FIFAワールドカップでも流れは同様で、2018年ロシア大会からスタジアム内全面禁煙が実施された。しかしその結果、トイレが“即席喫煙所”と化し、ハーフタイムには一般客を巻き込んだ混雑が発生。2022年カタール大会ではライターの持ち込み禁止など対策が強化されたものの、状況が大きく改善したとは言い難かった。2026年北中米大会では、罰金や退場処分を含む、より厳格な運用が導入される可能性もある。喫煙に比較的寛容とされてきた欧州においても、スタジアム全面禁煙はすでに“常識”となりつつある。
今後求められるのは、マナーを守る喫煙者と非喫煙者の双方にとって現実的な分煙環境の整備だ。スタジアムや各クラブには、観客席からアクセスしやすく、かつ非喫煙者への影響を最小限に抑えた紙巻きタバコ対応の屋外喫煙ブース設置など、実効性のある対応が期待されている。
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