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日本代表GK選考に異論湧く一方で…小久保玲央ブライアンにOB注目「結果残せる」

小久保玲央ブライアン 写真:Getty Images

 森保一監督は13日、3月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対バーレーン、サウジアラビア)に向けての招集メンバーを発表。GK谷晃生(町田ゼルビア)の選出に疑問の声が挙がっているが、その一方で一部の日本代表OBが今回選外となったGK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)を高く評価している。

 日本代表のGK陣では、鈴木彩艶(パルマ)が正守護神として君臨。鈴木とともに谷、大迫敬介(サンフレッチェ広島)が招集されているが、2024年11月のW杯最終予選から顔ぶれは変わらず。小久保、GK高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス)など、海外クラブでレギュラーを張っている選手が引き続き選外となったが、ネット上では谷よりも小久保を招集するよう求めるコメントが。2024年10月のJ1リーグ戦でミスから立て続けに失点していたこともあり、町田所属GKの能力を疑う声は止んでいない。

 一方、テレビ朝日スポーツの公式YouTubeチャンネルでは、3月12日に「絶対に負けられない座談会」が公開。日本代表OBの内田篤人氏や槙野智章氏らが様々なトークを繰り広げるなか、「今呼ばれていない選手で、注目しているGKはいるか?」というファンからの質問に、内田氏は「小久保ブライアン」と回答。STVVの正守護神についてこう語っている。

 「彼は元々、彩艶と同世代で互いに争っていた。今は彩艶がA代表でプレーしているが、小久保君も確実に成長している。(GKというポジションについて)ひとつしかない椅子がもったいない。プレーすれば、しっかり結果を残せると思うので、あとはタイミングかな」

 大岩剛監督率いるU23日本代表の正守護神として、パリ五輪予選や本大会で鮮烈なパフォーマンスを披露した小久保。以前からA代表選出待望論が叫ばれている一方、2024/25シーズンのベルギー1部リーグでは26試合のスタメン出場で42失点。クリーンシートはわずか4回と、DF谷口彰悟の負傷離脱もあり、結果を残せていない。