
カルロス・ソレール(ウェストハム・ユナイテッド)
ウェストハム・ユナイテッドは、夏の移籍市場で積極的な補強を行い「勝者」と評価されたが、その全ての契約が良い結果に繋がった訳ではなさそうだ。MFジェームズ・ウォード=プラウズ(ノッティンガム・フォレスト)がチームを去り、代わりにPSGからローン移籍でMFカルロス・ソレールが加入した際には期待が高まった。しかし、これまでのところ目立った活躍ができていない。
最近ようやく連続して試合に出場する機会を得たことで勢いを取り戻しつつあるソレール。しかし、フレン・ロペテギ監督の下で苦戦を続けるウェストハムにあって、その才能を存分に発揮するのが難しい状況なのかもしれない。

アーチー・グレイ(トッテナム・ホットスパー)
欧州のトップクラブがリーズ・ユナイテッドの練習場に列を作り、18歳の逸材MFアーチー・グレイ獲得を目指していた中で、トッテナム・ホットスパーが2024年夏に手中に収めた。
しかし、グレイはUEFAヨーロッパリーグ(EL)ではレギュラーとして毎試合フル出場を果たしているが、プレミアリーグでは信頼を得られず、アンジェ・ポステコグルー監督の必要に応じて穴埋め役として起用されることが多いのが現状だ。
まだ若く過度の負担を懸念する声もあるが、彼の能力を考えると、トッテナムが今2024/25シーズンの苦戦を打開するには、安定したポジションを与え、継続して試合に出場させることがチームの利益につながるのではないだろうか。

エディ・エンケティア(クリスタル・パレス)
アーセナルに所属していたFWエディ・エンケティアは、チームレベルが向上する中その水準に適応できなかった。そんな中での、同じロンドンのクラブであるクリスタル・パレスへの移籍はすべての関係者にとって理想的な選択と捉えられていた。
パレスはプレミアリーグで実績のあるストライカーを獲得するために3,000万ポンド(約59億円)を支払ったが、これまでの時間は期待外れの結果となっている。プレミアリーグで10試合に出場し、そのうち6試合に先発したが、ゴールは無し。シーズン序盤では全くいいところがなく、新天地でゴールを決められないプレッシャーは週を追うごとに増しているようだ。当初は「賢明な移籍」と見られたものが、今では「失策」に変わりつつあるのかもしれない。
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