10月19日に2024シーズンJ3リーグの優勝を決めた大宮アルディージャは、2025シーズンからJ2へ復帰する。そんな中、クラブを運営するRB大宮株式会社が11月6日、都内でレッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)と「レッドブル・大宮アルディージャ、クラブプロパティ発表特別イベント」を開催した。
クラブ名は「RB大宮アルディージャ」に変更され、RBはドイツ語で「Rasen Ballsport(芝生の球技)」を意味するという。また、イベント内では来季から使用する新エンブレム・ロゴを発表。この発表を受けて、ファン・サポーターからは様々な声が挙がっている。
同イベントにはレッドブルからCEOのオリバー・ミンツラフ氏、テクニカルディレクターのマリオ・ゴメス氏が、クラブからRB大宮株式会社代表取締役兼フットボール本部長の原博実氏が登壇。2025年1月から使用する新エンブレムは「リス」から「雄牛」へと変更されることとなった。アルディージャはスペイン語で「リス」を意味する「Ardilla」を読みやすくしたもので、エンブレムにも使用されている。そして「アルディ」と「ミーヤ」のマスコットもリスのキャラクターだ。
ファン・サポーターは、Xで「エンブレムからリスが消えた。リスだけにリストラされた」「リスはちゃんとロゴに残してほしい」という反応が多く見られた。一方で「レッドブルグループのブランディングもあるし仕方ない」と理解を示す声もあり、賛否両論となっている。
なお、記者からの「エンブレムにリスはもう現れいないのか」という質問に対し、オリバー氏は「私達はクラブ側とも何度も話し合った上でこうしたこと(ロゴやエンブレムの変更)を決めている。また、クラブ名にアルディージャ(リスを意味する)が入っていることで完全にリスが消えたわけではない」と答えた。また、エンブレム・ロゴの変更を受け、Xでは「マスコットのアルディとミーヤもリストラされるのかな」と心配の声が多数挙がっているのが現状だ。
可愛いイメージの「リス」から強くて凶暴なイメージの「雄牛」に変更され、長年使用したものが刷新されることで戸惑うファン・サポーターが多くいるのは無理もないだろう。一方、クラブが未来を進んでいくためには様々なことを変えていく必要があり、それがこのタイミングであることも理解はできる。
来季を再びJ2で戦う大宮アルディージャ。新クラブ名やエンブレムでどのような戦いを見せるのだろうか。そして、マスコットの行方にも注目していきたい。
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