3位:FWエリソン(川崎フロンターレ)
- 国籍:ブラジル
- 市場価格:2.50m€(約3億9,000万円)
- 今季成績:公式戦20試合6ゴール0アシスト
FWエリソンは現在24歳のストライカー。これまでブラジルの複数クラブやポルトガル1部のエストリルなどを渡り歩く。2022/23シーズン、前半戦のみ在籍したエストリルでは、公式戦通算15試合の出場ながら4ゴールを挙げている。2023シーズン後半はブラジルの名門サンパウロへ期限付き移籍。負傷に悩まされるシーズンとなったが19試合出場で3ゴールをマークしている。
恵まれた体格を生かしたパワー型のフォワードであるエリソン。最終ラインの裏に抜け出す瞬発力やゴール前の絶妙なポジショニングも光り、左利きながら右足からも強烈なシュートを放つ。ペナルティエリア外からもゴールが狙えるプレイヤーだ。
今シーズンもここまで公式戦20試合に出場し、6ゴールをマーク。更に調子を上げJリーグに順応出来れば、間違いなくリーグの生態系を破壊することになるであろう。
2位:MFサミュエル・グスタフソン(浦和レッズ)
- 国籍:スウェーデン
- 市場価格:3.00m€(約4億6,800万円)
- 今季成績:公式戦21試合2ゴール3アシスト
現在29歳でスウェーデン代表の現役MFでもあるサミュエル・グスタフソン。スウェーデンのBKヘッケンでキャリアをスタートさせ、その後はイタリアのクラブを転々とした後、再びヘッケンに復帰してプレーを続けていたが今シーズンより浦和レッズに完全移籍で加入している。
特徴は、ボール保持時の落ち着きや絶妙なポジショニング。パス技術の高さにも長けており、浦和の攻撃を指揮者のように司っている。守備に関してはあまり目立たないが、パスコースを消す絶妙なポジショニングの良さが光っている。
Jリーグではここまで21試合出場で2ゴール3アシストとなっているが、数字以外での貢献度も非常に高く、レギュラーとして活躍している。
1位:MF川辺駿(サンフレッチェ広島)
- 国籍:日本
- 市場価格:5.00m€(約7億8,000万円)
- 今季成績:公式戦8試合0ゴール1アシスト
栄えある1位は、今年8月にサンフレッチェ広島に完全移籍で復帰したMF川辺駿。中学時代から広島の下部組織でプレーしていた川辺は高校1年時で既にスタメンに定着しており、高円宮杯プレミアリーグで2年連続の日本一にも貢献している。高校3年時にはトップチームに2種登録され、J1リーグで3試合の出場を果たした。
翌2014シーズンよりトップチームに昇格するも中々出場機会に恵まれず、ジュビロ磐田へとレンタル移籍。磐田での活躍が認められ、3年ぶりに広島に復帰を果たすと2年目の2019シーズンからは不動のレギュラーとして安定したパフォーマンスを見せていた。その後、2021年7月にスイス1部のグラスホッパー・クラブ・チューリッヒに移籍。半年後にはイングランド1部のウルバーハンプトン・ワンダラーズに完全移籍を果たす。しかし労働ビザ等の問題もあり、そのままグラスホッパーズにレンタルという形で残留し、2年間で出場した66試合で16ゴールをマークする好成績を収める。2023年からは、かつてGK川島永嗣(ジュビロ磐田)も所属したベルギーの強豪スタンダール・リエージュへと移籍。その年に6ゴールをマークしチーム内での得点王となっている。
今年8月、推定約5億円ともいわれる移籍金を投じた広島が完全移籍で川辺の復帰を発表。これにより日本への帰還を果たした川辺は、直近の第30節鹿島戦で結果を残した。
相手DFの股抜きからペナルティエリア内で待ち構えていたMF松本泰志へとラストパス。これを松本が冷静に決め、広島が一時勝ち越しとなる得点をアシスト。川辺が海外で得た経験や技術がチームにもたらす効果は絶大なものとなるであろう。優勝争いもいよいよ最終局面を迎える。川辺は広島の救世主となることが出来るのか。注目が集まる。
コメントランキング