スタッド・ランス所属MF伊東純也は、9月5日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦の中国戦で、日本代表復帰後初ゴールをマーク。『週刊新潮』で性加害疑惑が報じられ、ピッチ外で問題を抱えていただけに、同選手に対する祝福メッセージが多く寄せられる一方、一部メディアの報道にあり方が物議を醸している。
2024年1,2月のAFCアジアカップ開催期間中の性加害疑惑報道により、代表からの途中離脱を強いられた伊東。8月に不起訴処分となった後、W杯アジア最終予選での代表復帰を果たすと、中国戦で後半途中からプレー。77分にグラウンダー性のシュートからゴールネットを揺らすと、ゴール裏に向かってお辞儀するなど、ファン・サポーターに感謝の思いを伝えた。
性加害疑惑を巡っては、アジアカップ開催期間中の代表離脱や刑事告訴、不起訴処分など複数の事案を、『情報ライブ ミヤネ屋』（日本テレビ系）、『ゴゴスマ』（TBS系）など、情報番組・ワイドショーがこぞって報じていた。しかし中国戦翌日の6日は、一部番組で伊東の代表復帰後初ゴールが特集されなかった。
こうした地上波の番組による報道のあり方に対して、ネット上では「ネタになる時は取り上げて。本当に腹立つ」「騒動は取り上げて、ゴールは取り上げないのかよ」「スキャンダルが大好きな番組だからね」といった声が。サッカーファンから批判が湧き起こる一方で、「代表復帰後の初ゴールが、そこまで需要無いと判断されたんだろう」「テレビ局も営利企業だからな」という意見も見受けられている。
さらに一部週刊誌の報道もあり、伊東が半年以上にわたり代表戦でプレーできなかっただけに、「週刊新潮を許さない」「週刊新潮は伊東に謝れ」といったコメントも。既存メディアに対して、多くのファンが厳しい目を向けている。
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