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横浜FCと長崎が声明。誹謗中傷投稿の内容とは?髙橋利樹ら標的に…

髙橋利樹 写真:Getty Images

 今月10日に行われた明治安田J2リーグ第26節の横浜FC対V・ファーレン長崎では、両チームの選手やコーチングスタッフによる乱闘騒ぎで話題に。試合後、両クラブが誹謗中傷に関する声明を発表したが、X上から削除された投稿内容が物議を醸している。

 横浜FCは公式サイトにて、「試合終了後、SNSにおいて弊クラブ所属選手や家族近親者、審判団に対する誹謗中傷が確認されております。内容は極めて悪質なものであり、クラブとして決して看過することはできません」と報告。法的措置も含めた適切な対応を取る方針を打ち出した上で、「ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、常にリスペクトの精神をもち、節度ある言動をお願いいたします」と呼びかけている。

 また長崎も「対戦相手の所属選手や審判団に対するSNS上での誹謗中傷が確認されております」と声明を発表。「大切なJリーグを盛り上げるサッカーファミリーに対して、差別的な言動や誹謗中傷、リスペクトにかける言動は、決して許されることではありません。クラブとしては、今後もこのような極めて悪質な事案に対して、Jリーグをはじめとした関係各所と適切な対応を取ってまいります」としている。

 誹謗中傷に該当する投稿は11日6時時点で削除されているが、スクリーンショットにより拡散。試合中に「横浜FCの38番ゴミやな。スポーツマンシップのかけらもねぇわ」などと、FW髙橋利樹や同選手の家族などを標的に。「長崎のベンチにレッドかよ。レフリーも同罪やわ」と、審判の判定に対する不満も爆発させている。

 Jリーグで度々問題になっている誹謗中傷投稿。名古屋グランパスも今月7日のJ1第25節・京都サンガ戦後に、名古屋所属選手に対してSNS上で誹謗中傷のメッセージが寄せられているとして、「過度な投稿やメッセージについては警察への通報、法的措置を検討してまいります」とクラブ公式サイトを通じて今後の対応を発信していた。