日本代表・海外組 海外日本人選手

セビージャが古橋亨梧を獲得?「商業面で有益」ソシエダ久保建英と比較も

古橋亨梧 写真:Getty Images

 ラ・リーガ(スペイン1部)セビージャが、スコットランド1部セルティック所属FW古橋亨梧の獲得を狙っている模様。今年夏に日本ツアー(対北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖)を実施することもあり、マーケティング目的で日本人選手を迎え入れる可能性があるという。

 スペインメディア『Gol Digital』は今月16日に「セビージャは日本人ストライカーと商業的契約を結ぶ可能性がある」という見出しのもと、同クラブの補強戦略を特集。補強ポイントにセンターフォワードを挙げると、「セビージャに対して古橋の獲得を提案する。プレー、マーケティング両方の面からクラブにとって有益な投資だ。セビージャは日本でプレシーズンマッチを開催するだけに、MF久保建英擁するレアル・ソシエダのように日本人選手が加入することでファン増加の可能性がある」と主張している。

 また同メディアは古橋を「スコットランド1部リーグで最も有能なフォワードのひとり」と絶賛。市場価値が1400万ユーロ(約24億2000万円)であると紹介した上で、「彼の状況を把握すべく、すでに複数クラブがノックしている」と、争奪戦に発展する可能性もあわせて伝えた。

 セビージャはUEFAヨーロッパリーグを7度制した強豪。2023/24シーズンのラ・リーガで14位に終わると、同シーズン終了後にアトレティコ・マドリードからMFサウール・ニゲスをレンタル移籍により獲得。日本代表DF冨安健洋所属のアーセナルからも、MFアルベルト・サンビ=ロコンガをレンタル移籍により迎え入れている。

 なお古橋の去就を巡っては、セルティックと2027年6月まで契約を残す中、イギリスの移籍市場に詳しいピート・オルーク記者が先月8日に「古橋にとって、今年夏が大きな移籍をするラストチャンスだ」としてプレミアリーグ方面からの関心を報じた一方、「彼はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを望んでおり、この夏に移籍する考えはない。セルティック残留を望んでいる」とリポート。セルティックは移籍金2500万ポンド(約49億7000万円)以上のオファーが届かない限り、同選手の放出に応じないという。