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浦和退団ソルバッケンの去就は?ローマの練習参加も…幹部が注目発言

オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、今年6月末で浦和レッズを期限付き移籍期間満了により退団。セリエA(イタリア1部)ローマに復帰しているが、現時点でも去就が不透明だという。

 同選手は昨年9月にローマからオリンピアコスへ期限付き移籍も、ギリシャ1部リーグで5試合の出場にとどまり構想外に。今年1月にオリンピアコスを退団して浦和へ加入したが、コンディション不良により大半の公式戦でメンバー外。5月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)でデビューしたが、リーグ戦では5試合の出場で無得点という結果に終わった。

 そんなソルバッケンの去就を巡っては、ローマの専門サイト『フォルツァ・ローマ』が今年5月中旬、2027年6月までの現行契約が解除される可能性を伝えていた。しかし、ローマは今月7日に同選手のプレシーズントレーニング参加を発表。公式SNSアカウントでは、トレーニングに励む同選手の姿がアップされている。

 一方、スウェーデン紙『Sportbladet』は5月末にスウェーデン1部マルメFFからの関心を報道。ただ同国メディア『Fotboll Direkt』は先月はじめに「ローマはソルバッケンを獲得するクラブに対して、移籍金1500万スウェーデンクローネ(約2億2000万円)を要求」とリポート。70万ユーロ(約1億2000万円)と年俸も高額であるだけに、移籍破談の可能性が高いとみられている。

 それだけにスウェーデンメディア『Fotboll transfers』は今月7日、マルメのダニエル・アンデルソンSD(スポーツディレクター)のコメントを紹介。これによると、同SDは「ソルバッケン獲得の噂がどこから出てきたのか分からない。素晴らしい選手だが、我々が言うことは何もない」と語るなど、獲得報道の内容を否定したという。

 ローマの一員として2024/25シーズンにむけて始動しているソルバッケン。しかし、現地では「彼は2024/25シーズンの構想に含まれていない」という見方があるだけに、同選手の今後は白紙状態だと考えられる。