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パリ五輪出場でも大岩剛監督解任?「鹿島の時と同じ」川淵三郎氏の批判反響

大岩剛監督 写真:Getty Images

 U23日本代表は今月25日に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の準々決勝で、U23カタール代表に延長戦の末に勝利。パリ五輪出場へ王手をかけたが、1人多い状況で苦戦を強いられただけに、ネット上では大岩剛監督解任論が噴出。元日本サッカー協会(JFA)会長の川淵三郎氏からも不満の声が湧き起こっている。

 日本はGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)の活躍もあり、中国、UAE相手に連勝も、韓国に0-1と敗れてグループ2位通過。開催国カタールとの一戦では、1-1で迎えた41分にFW細谷真大への飛び蹴りにより、GKユセフ・アブドラが一発退場。数的優位に立ったにもかかわらず、49分にフリーキックから失点するなど苦戦を強いられたが、延長戦ではカタールの体力消耗が激しい中、細谷とFW内野航太郎(筑波大学)がゴールネットを揺らした。

 激闘の末に準決勝進出を果たした日本だが、試合内容に対する不満は止まない。X(旧ツイッター)上では「相手が1人少ない中でこの戦い方ならば、パリ五輪出場でも大岩監督解任してほしい」「仮に五輪出場権獲得しても、大岩監督解任あるのでは?」「大岩解任で。PKありきで采配終わっている」と監督交代を求める声が挙がっているほか、一部のファン・サポーターは「今の日本の力では、パリ五輪出場してもグループリーグ敗退なのでは」と悲観的な見方をしている。

 また、川淵氏も26日にXで「大事な試合は内容より結果が全てと思っている僕もさすがにイライラが高じて3時まで寝つけなかった」と大岩ジャパンに対する不満を爆発。「相手が10人しかも足が攣っている選手が何人もいるのにサイド攻撃だけに固執して、縦への楔、中距離シュート、ドリブル突破、早い放り込みなど工夫が何もない」とバッサリ切り捨てている。

 この川淵氏の戦術批判もあり、X上では「鹿島の時と同じ」「大岩さん、鹿島監督を退任される間際もこんな感じだったね。とにかくサイドに運んで数的同数のまま仕掛けさせる、あとはとりあえず真ん中でさわりましょうと」という意見が挙がるなど、鹿島監督時代の2019シーズンが比較対象になっている。