U23日本代表DF西尾隆矢(セレッソ大阪)は、今月16日開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ初戦(対U23中国代表)で、相手選手に肘打ちを見舞ったとしてVAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末に一発退場。日本のサッカーファンから批判を浴びる中、韓国メディアも同選手の振る舞いに関心を寄せている。
日本は7分にMF松木玖生(FC東京)のゴールで先制も、15分ごろにボールとは関係ない部分で問題が発生。敵陣ペナルティエリア付近で背後からMF賈非凡が西尾に当たると、西尾は肘打ちで応戦。プレーが切れたタイミングでVARが介入し、主審は西尾にレッドカードを提示した。
この西尾の退場劇には、X(旧ツイッター)で「西尾が軽率過ぎる」「中国の挑発に乗るべきではなかったな」「中国代表より酷いプレー」「しばらく代表チームでプレーしなくても良い」といった批判が。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、一部日本メディアの選手採点をもとに「西尾に衝撃的な評価。彼は非紳士的なファウルで退場となったが、10点満点中0.5点だ。彼は今大会でVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が採用されていることを知らなかった」とリポート。相手選手に対する肘打ち行為について、「空手サッカーだ」とバッサリ切り捨てている。
なお、アジアサッカー連盟(AFC)の規律倫理規定によると、中国戦で「乱暴な行為」により退場処分を受けた西尾には、少なくとも3試合の出場停止処分が科される見込み。グループステージ第3節の韓国戦でプレーできない可能性が高いだけに、韓国国内のインターネット掲示板では「西尾の出場停止は朗報」「西尾の退場で、日本に勝つ可能性が高まっている!」といった声が挙がっている。
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