横浜F・マリノス所属FW宮市亮は、今月17日に明治安田J1リーグ第4節の京都サンガ戦を控えている。そんな中、海外では同選手の現状を憂慮する声が。「現役引退間近」という見方もある。
宮市はプレミアリーグ(イングランド1部)アーセナルやオランダ1部フェイエノールトなど欧州の複数クラブでプレーも、右足首の靱帯損傷や左膝前十字靭帯断裂などにより、手術を繰り返した。欧州で満足する結果を残せず、2021年7月に横浜FMへ加入したが、翌年7月開催のEAFF E-1サッカー選手権決勝大会・韓国戦で相手選手と接触した際に負傷。右膝前十字靭帯断裂により、およそ10カ月間の戦線離脱を余儀なくされた。
昨年5月24日のYBCルヴァンカップ北海道コンサドーレ札幌戦で、301日ぶりの復帰を果たした宮市。今季はここまで公式戦全6試合で途中出場しているが、オランダメディア『Voetbal』は同選手の怪我の多さや現状に否定的な見解を示している。
同メディアは今月15日に「フェイエノールトで感動を与えた“日本のメッシ”が、再びアジアでプレー」という見出しのもと、宮市の過去を紹介。怪我の多さに触れると、横浜FM加入後について以下のように綴っている。
「宮市は若い頃、日本のメッシと呼ばれたが、現在ではその面影はほとんどない。イングランド、ドイツ、オランダでの不遇の日々を経て、2021年、彼は愛する日本に戻り、横浜FMでプレーしている」
「横浜FMでは、議論の余地のない主力選手ではない。かつてのトップ・タレントは、ピッチに立つよりもベンチにいることの方が多い。現在31歳だが、キャリアの終わりは近い。かつてアーセナルでメガタレントだった宮市は、日本では控え要員だ。怪我で犠牲となり、素晴らしいキャリアの可能性を潰してしまった」
怪我に苦しみながらも、何度も挫折を乗り越えてきた宮市。レギュラー定着に至っていないことは確かだが、それでも必要不可欠な戦力としてチームに貢献している。
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