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【J1リーグ】柏レイソルの2024シーズンを考察

柏レイソル FW細谷真大 写真:Getty Images

現実的な目標は残留争い?

2024シーズンにおけるレイソルの現実的な目標はJ1残留かもしれない。攻撃面ではサヴィオと細谷というJ1屈指のタレントを誇ってはいるものの、その依存度はむしろ懸念材料となりつつある。

特に、細谷は今後パリ五輪(2024年7月26日から8月11日)と2026FIFAワールドカップ・アジア予選の関係で離脱が多くなることが予想されており、FWドウグラスも引退してしまった今チームの得点数減少が憂慮される。細谷は夏に欧州へ移籍する可能性も高く、チームの大エースに代わる存在を見つけ、攻撃のバリエーションを増やしていくことは急務であろう。

ジェイ=ロイ・フロート 写真:Getty Images

注目のジェイ=ロイ・フロート

そんななか、サポーターからの期待を集めるのは加入2年目のFWジェイ=ロイ・フロートだ。昨シーズンはリーグ戦で17試合に出場し、わずか1得点のみの活躍だったが、細谷の離脱が増えればより多くの出場機会が与えられると予想する。193センチ99キロというJリーグでは規格外の存在がチームにフィットすれば、柏の攻撃はより驚異的なものになることは間違いないだろう。

補強がうまくいったと呼ぶことは難しい柏ではあるが、攻撃面での主力選手たちが残っていることはプラスの材料である。犬飼をはじめ、個々の能力は十分にあるディフェンダー陣がより守備の練度を高めていくことで、チームの総失点数を減らしていくことが求められる。

まずはパリ五輪開催の7月下旬までにチームとしての完成度を高め、少しでも多くの勝ち点を積み上げていくことが必要だ。

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名前:浅野 凜太郎

趣味:サッカー観戦、旅行、音楽鑑賞、撮影
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