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伊東純也の週刊誌報道で持論。女性側批判に福永弁護士「アンフェアな意見」

伊東純也 写真:Getty Images

 AFCアジアカップの日本代表FW伊東純也(スタッド・ランス)には、1月31日に『週刊新潮』のニュースサイト『デイリー新潮』で性加害疑惑が報じられている。SNS上では女性側や週刊誌側を批判するような投稿が多数見られるが、東京弁護士会所属の福永活也弁護士が持論を述べている。

 福永氏は1月31日午後、伊東の性加害疑惑報道の一報を受けて、自身のYouTubeチャンネルを更新。デイリー新潮の報道内容をもとに「単に垂れ込みして終わるのと、直近の事件について刑事告訴している件とでは、まるで別物と言っていいと思いますね。刑事告訴と言っても書面1枚ペロンと出して終わるわけではなくて、何度も事情聴取をして現場検証もして、供述調書もまとめて何回も読み合わせをして、署名をしてやっと手続きが進んでいくので。簡単に刑事告訴は受け取ってくれないですからね」と事の重大さを説明している。

 その上で、X(旧ツイッター)上で伊東を擁護する声が多いことにも言及。女性側や週刊誌側を批判、攻撃するような投稿があることについて「加害者側の伊東選手はかなり人気の選手だったこともあって、『虚偽告訴じゃないか』『女性側が酷い』『週刊誌に垂れ込んでいるんじゃないか』とか、色々批判している投稿もSNS上で見かけるんですけど、最近報道されてきたものとは全く別物と言っていいと思います」

 「根拠もなく『虚偽告訴だ』『女性側が金欲しさでやった』とか、そういう話をしていると、逆にそのような投稿もしくは発言をしている人たちこそが名誉毀損でかなり問題になる可能性があるので、かなり慎重にすべきだと思いますね」

 「名もなき一般男性がすれば、世の中からのバッシングが凄いですよ。たまたま人気のスポーツ選手だから、女性側が悪いんじゃないかというのは、あまりにもアンフェアな意見だと思いますね」と述べた。

 今回の件を巡っては、すでに女性側が刑事告訴している中、選手側も今月1日に虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出。日本サッカー協会(JFA)は1日に同選手の代表チーム離脱を公式発表していたが、2日未明に離脱発表を撤回している。