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日本の“テコンドー批判”に反発!イエロー5枚の韓国代表「中国人主審が…」

韓国代表 写真:Getty Images

 AFCアジアカップ決勝で日本代表と対戦する可能性のある韓国代表は、15日に行われたグループステージ初戦でバーレーン相手に3-1と勝利。しかしDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)やFWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)など5選手にイエローカードが提示。日本のファン・サポーターからの批判に、韓国メディアが反応している。

 韓国は前半からバーレーンのカウンター攻撃を前に苦戦する中、9分にMFパク・ヨンウ(アル・アイン)がボールを処理しようとした際、相手選手の顔面に膝が入ったことによりイエローを貰うと、13分には守備の中心選手であるキム・ミンジェにもカードが。その後も中国人の主審は両チームにあわせて3枚のイエローを提示するなど、試合はやや荒れ気味の展開に。後半にMFイ・ガンイン(PSG)の2ゴールでバーレーンを下したものの、後半アディショナルタイムにはソン・フンミンもイエローを貰っている。

 ベトナム戦でDF菅原由勢(AZ)の1枚のみだった日本とは対照的に、韓国はグループステージ初戦で5枚もイエローカードを貰っただけに、同国代表の戦いぶりは日本国内でも話題に。韓国メディア『マネートゥデイ』は、日本のファン・サポーターによる投稿内容として、以下のような韓国に対する批判や揶揄を紹介している。

 「FIFAランク86位のバーレーンを相手に、ラフプレーでイエローカード5枚を受けた韓国」「これだけ危険なプレーをする韓国は、国際大会に出場するべきではない」「韓国は相変わらず激しいサッカーするなあ」「テコンドー、格闘技ではないのに…」「サッカーではなくテコンドーをしていると思ったくらい」「ベトナム戦の日本とは対照的」

 その上で同メディアは「バーレーン戦で主審を担当したマ・ニン氏は、中国国内のリーグ戦でもカードを乱発することで有名だ。それほど相手と激しくぶつかったわけではないFWチョ・ギュソン(ミッティラン)に対する警告は特に厳しい。それでも日本のファン・サポーターは、韓国サッカーは格闘技だと、一斉に非難し始めた」と反発。イエロー乱発の背景として、あくまでも中国人主審の判定基準があると主張している。

 なおアジアカップでは、準々決勝までが累積警告の対象となっている。韓国は準々決勝で優勝候補の一角であるイラン代表と対戦する可能性があるだけに、バーレーン戦でのイエローカード5枚が後の戦いに響くかもしれない。