セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、今月16日に行われたスコットランド1部リーグ第18節ハーツ戦でフル出場も不発。現地では古橋がチームメイトに対して不満を抱いている可能性が報じられているほか、FW前田大然の復帰を歓迎しているとの見方も広まっている。
古橋は昨季の公式戦で30ゴール以上をマークも、今季は監督交代による戦術変更もあり、公式戦でここまで8ゴールと得点力が低下。今月6日に行われた第16節ハイバーニアン戦から2試合続けて韓国代表FWオ・ヒョンギュにレギュラーを明け渡していた。また13日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)フェイエノールト戦でスタメンに復帰したが、ハーツ戦とあわせて2試合続けてノーゴールと振るわなかった。
リーグ戦でまさかの連敗を喫したセルティックだが、MF旗手怜央をはじめ主力選手に怪我人が相次いでいる台所事情がチームを苦しめている。また左ウイングでは負傷離脱中の前田に替わって、ホンジュラス代表FWルイス・パルマがコンスタントにスタメン出場している。
セルティックOBのピーター・グラント氏は、古橋がパルマとの連携面で不満を抱えている可能性を指摘。英ポッドキャスト番組『ゴーラジオ』で以下のようなコメントを残している。
「ここ数試合、パルマは何度も古橋にパスするチャンスがあったのにも関わらず、パスを出さなかった。古橋が苛立つのも理解できる。パルマは逆サイドや後方にパスを出すことが多い。(前線のスペースを狙う)古橋のオフザボールのランは素晴らしい。だがパスがなかなか来なくて、不満を溜めているように見えた」
また『ゴーラジオ』はグラント氏の発言をうけて「パルマとチームメイトとの連係がうまくいかなければ、セルティックは優勝争いで大きな損失を被ることになりかねない」と警告。
「古橋はゴールを決めたいが、そのためにはチームメイトが自分と同じレベルである必要がある。前田の復帰は古橋にとって追い風となるだろう」と、古橋が前田の復帰を待ちわびていた可能性を指摘している。
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