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リンセン、浦和移籍の裏側語る「千葉OBから…」原口元気と幻の共闘も告白

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属FWブライアン・リンセンは、今月15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)クラブ・レオン戦でベンチ入りも出番なし。試合前、母国メディアのインタビューで浦和移籍前の出来事を振り返ったほか、元日本代表MF原口元気とチームメイトになる可能性があったことを明かしている。

 リンセンはVVVフェンローやフィテッセなど、オランダ国内クラブを渡り歩くと、2020年夏にフィテッセからフェイエノールトへ移籍。2021/22シーズンにオランダ1部リーグ戦で13ゴールを挙げると、シーズン終了後に浦和へ完全移籍している。

 クラブW杯出場により、浦和に対する海外からの注目度が高まる中、リンセンはオランダメディア『Voetbal』のインタビューに対応。浦和移籍に至るまでの過程について、以下のようなコメントを残している。

 「僕は常に海外へ行きたいと思っていた。海外の移籍先として、まず最初に思い浮かぶのはドイツ、イギリス、スペイン。もしかしたらドイツには行くこともできたかもしれない。ウニオン・ベルリンはフィテッセから僕を獲得しようと動いていたが、その時はフェイエノールト移籍を決断した。決して後悔していないよ。その後に、突然日本からオファーが届いたんだ」

 「あの時は、ベルナルト・スハイテマンが僕の代理人に電話してきたね。彼はフェイエノールトと浦和のスカウトであり、僕を浦和に連れて行きたかったんだ。ただ日本については、ほとんど何も知らなかったよ」

 「日本に行く前、僕はピーター・ボス(現PSVアイントホーフェン監督)に電話したけど、彼から『考えるな、すぐに行動しろ』と言われたね。浦和はビッグクラブであり、日本は素晴らしい国だ。ボスは『日本では車に鍵をかけなかった。キーを差し込んだままにしていても、翌朝車で出かけることができた』と言っていたね」

 かつてジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)でプレーしていたボスからの金言により、浦和移籍を決断したリンセン。ただ、2020年夏にウニオンへ移籍した場合には、2021/22シーズンから原口とともにプレーしていた可能性もあったようだ。