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浦和スコルジャ監督退任報道に「過去にも同じ理由で…」母国ポーランド反応

マチェイ・スコルジャ監督 写真:Getty Images

 浦和レッズは、今月12日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節ヴィッセル神戸戦で1-2と敗北。FW大迫勇也に勝ち越しゴールを許してJ1優勝の可能性が消滅した後、今季限りでのマチェイ・スコルジャ監督退任が報じられているが、母国ポーランドでも同監督の今後に注目が集まっている。

 スコルジャ氏はレフ・ポズナンの指揮官として2021/22シーズンのポーランド1部リーグを制した後、数カ月間の休養期間を経て、昨年11月に浦和の監督に就任した。その浦和は今季ここまで上位争いを繰り広げていたものの、先月28日の鹿島アントラーズ戦で0-0と引き分け。神戸戦では72分に先制ゴールを奪われたものの、後半アディショナルタイムの90+1分にFWホセ・カンテのゴールで同点に。しかし指揮官の指示が選手に伝わっていなかったのか、90+6分に決勝ゴールを献上。残り2試合で優勝の可能性が消滅した。

 今月4日のYBCルヴァンカップ決勝でもアビスパ福岡に敗れた浦和。国内タイトル無冠が決まっただけに、神戸戦後にはスコルジャ監督の退任報道が日本国内で飛び交っている。

 するとポーランドメディア『TVPスポーツ』は「スコルジャは浦和と契約延長しない」とリポート。退任の意向を固めた背景に「家庭の事情」が挙がっているが、これに関連して同メディアは「スコルジャがレフ・ポズナンから離れた背景にも同じ理由があった」と指摘している。

 くわえて浦和におけるスコルジャ監督のラストマッチが、今年12月に行われるFIFAクラブワールドカップのクラブ・レオン戦(メキシコ1部)になると予想。「勝ち進めば、スコルジャは準決勝でマンチェスター・シティと対戦することになる」と綴っている。

 今年9月には、ポーランド代表監督候補にも浮上したスコルジャ。2006年に同国代表のアシスタントコーチとしてドイツW杯に参戦した実績を持っているだけに、母国復帰の可能性も取りざたされている。