かつてFC東京でプレーしていたDF渡辺剛は、ベルギー1部KAAヘントの主力選手として活躍する中、日本代表「森保ジャパン」に復帰する可能性が浮上。来年1月のAFCアジアカップ参戦により、KVコルトレイク時代からのフルタイム出場記録が途切れるかもしれない。
2021年12月にFC東京からコルトレイクへ完全移籍した渡辺は、2022/23シーズンにベルギー1部リーグ唯一のフィールドプレーヤー全試合フルタイム出場を達成。インターセプト数313回、タックル勝率82%、チャレンジ勝利数350回、守備時空中戦202回と4つのスタッツでベルギー1部リーグトップの数値を叩き出した実力が評価され、ヘントへのステップアップ移籍を果たしている。
そのヘントでも不動のセンターバックとして君臨。今季開幕から公式戦21試合つづけてフル出場し、2ゴール2アシストをマークしているほか、イエローカードはいまだに貰っていない。
ベルギーで活躍する日本人選手では、ユニオンSG所属のDF町田浩樹が今年9月以降の代表戦でアピールに成功。今月13日に行われたカナダ戦ではセンターバックでフル出場すると、17日のチュニジア戦では左サイドバックでも対人戦の強さや積極的な攻撃参加を披露している。
町田が森保ジャパンで頭角を現していることもあり、渡辺の日本代表復帰を望む声も沸き起こっていた。そんな中、ベルギーメディア『Het Nieuwsblad』は「来年1月のアフリカネイションズカップとアジアカップ開催により、ヘントは最大でも13選手を欠く可能性がある」と指摘。
2019年12月のEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)以降、代表戦から遠ざかっている渡辺にも一時離脱の可能性があるとした上で、「ヘントはチーム編成で大きな打撃を受ける恐れがある。来年1月の移籍ウィンドウで選手獲得に動くか注目が集まる」としている。
来年1月14日にアジアカップのグループステージ初戦へ挑む日本代表は、2月10日開催の決勝戦まで勝ち進む可能性がある。一方、ヘントは今年12月27日のコルトレイク戦を終えると、約3週間の中断期間に突入。来年1月20日にベルギー1部リーグが再開される。渡辺が代表に招集された場合、ヘントは最大5試合で同選手を欠く可能性がある。
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