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「三笘薫や旗手怜央は…」トッテナム監督、“大卒”日本人選手獲得反対に反発

三笘薫 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、スコットランド1部セルティック指揮官時代の補強戦略に言及。MF旗手怜央やFW古橋亨梧ら大卒選手の獲得について持論を述べている。

 セルティックは2021年6月に横浜F・マリノスからポステコグルー監督を引き抜き。直近2年間で計6名の日本人選手を獲得すると、昨季はリーグ連覇とスコットランド3冠を達成。古橋や旗手などが主力選手として活躍している。

 日本人選手をよく知るポステコグルーは、25日の会見でセルティックの補強戦略に言及。英紙『ミラー』の報道によると、現トッテナム指揮官は大学を経由した日本人選手の可能性について、以下のようなコメントを残したという。

 「横浜FMを率いていた時、川崎フロンターレのMF三笘薫と旗手のプレーに驚かされた。彼らが大卒選手であることなんて誰も気にしないだろうから、(セルティックの監督に就任した時に)『日本人選手を3人か4人連れて行こう、彼らは成功するはずだ』と思った」

 「私の考えに対して、まわりの人々は『ちょっとやりすぎだ』と言ってきた。だが私はこう言った。『いや、実際にそんなことはない』とね。選手をスカウティングするときは、まわりの考えに流されてはいけない。大学卒業から3年以内に信じられないような才能を手に入れて、世界のトップレベルでプレーしている選手を見たら驚くだろう」

 なおポステコグルーは以前、セルティック監督就任時に三笘の獲得に失敗したことを明かしている。その三笘の活躍ぶりは、日本国内のみならず現地でも話題に。最近ではドリブルをテーマとした筑波大学の卒業論文にも注目が集まっている。ポステコグルー監督の補強戦略もあり、大卒の日本人選手に対する評価が高まっている。