日本国内の女子サッカー人気回復へ、関係者が声を上げた。なでしこジャパン(女子日本代表)は、FIFAワールドカップ(女子W杯)でベスト8と健闘。準々決勝敗退から2週間後にWEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)開幕を控える中、男子日本代表OBの内田篤人氏やINAC神戸レオネッサの安本卓史代表取締役社長がコメントを残している。
日本国内での女子サッカーに対する関心度は、2021年の東京五輪でなでしこがベスト8止まりだったこともあり、直近数年間は低迷。五輪後に開幕したWEリーグに対する注目度にも上昇の気配が見られなかったが、今年のW杯における日本代表の躍進ぶりが話題を呼んでいた。
なでしこの奮闘をはじめ、女子サッカーにはW杯の舞台に経験した内田氏も興味津々。自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』で「女性のサッカー環境が少しでも良くなれば。一度WEリーグ観戦行きたい」と、前向きなコメントを残している。
一方で安本氏は、観客動員数伸び悩みをはじめWEリーグの抱える問題を直視。18日夜に自身のX(旧ツイッター)を更新し、以下のように綴った。
「企業とは利益を生み出すこと。スポーツだから、それが出来ないという事はないし、これからは女子サッカーだから、頑張ってますなんて通じない。携わる人は真剣に本気でこの世界を変える人とだけ付き合うことにします」
W杯をはじめ国際大会が終わるたびに議論の対象となる女子サッカー人気。内田氏をはじめ著名人によるWEリーグ宣伝活動、クラブ関係者による努力が実を結ぶことを願うばかりだ。
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