元横浜FMオナイウ阿道がトゥールーズ退団か「オファー届く」開幕戦ベンチ外

　かつて浦和レッズや横浜F・マリノスなどでプレーしていた日本代表FWオナイウ阿道に、再び今夏移籍の可能性が浮上。リーグアン（フランス1部）トゥールーズFCでの序列低下が報じられている。

　オナイウは2021年7月に横浜FMからトゥールーズへ完全移籍。2021/22シーズンはフランス2部リーグ全38試合中27試合に先発出場して10ゴール2アシストをマークするなど、リーグアン昇格に貢献。昨季もリーグ戦34試合でプレーしたが、熾烈なポジション争いもありスタメン出場はわずか9試合にとどまった。

　すると今月13日に行われた今季リーグアン開幕節・ナント戦でベンチ外。トゥールーズの専門サイト『Les Violets』は、オナイウの現状について、以下のように綴っている。

　「オナイウは（プレシーズンマッチの）モンペリエ戦とベルダー・ブレーメン戦でゴールを決めた。しかし試合では明らかな限界を示しており、今やタイス・ダリンガやフランク・マグリのレベルには遠く及ばない」

　「オナイウはトゥールーズと来年6月まで契約を残している。しかしトゥールーズ会長のもとにオファーが届いているほか、オナイウも他クラブからの関心を把握している」

　なおトゥールーズ退団の可能性は、今年6月にもフランス紙『ラ・デペチュ』も報じていた。これによると、トゥールーズのダミアン・コモリ会長は選手本人と今後について話し合ったことを明かした上で、以下のようなコメントを残していた。

　「オナイウに関しては、契約延長の交渉はしていない。彼は私に『残りたい』と言ったが、契約延長は考えていないようなので、『問題ない、喜んで』と伝えたんだ」