Jリーグ ヴィッセル神戸

「イニエスタも…」ムゴシャがJ1神戸監督に恨み節「日本人選手ばかり…」

ステファン・ムゴシャ 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は昨季終了後から今年夏にかけて、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタをはじめ外国籍選手が相次いで退団。韓国1部仁川ユナイテッドへ復帰したモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャが、吉田孝行監督の起用法に対して疑問を投げかけている。

 ムゴシャは昨年6月に仁川から神戸へ完全移籍したものの、来日1年目の昨季はJ1リーグで5試合の出場にとどまり無得点。今季は3月4日に行われたJ1第3節ガンバ大阪戦での途中出場を最後にリーグ戦で出番がなく、先月10日に仁川への復帰が正式決定している。

 吉田監督のもとで冷遇される形となったムゴシャ。今月6日の全北現代戦で復帰デビューを飾る中、神戸時代を回顧。韓国テレビ局『CBS』のインタビューで以下のようなコメントを残したという。

 「日本に行く前、契約書にサインする間に僕を選んだ監督(ミゲル・アンヘル・ロティーナ)が解任されて、新しい監督(吉田孝行)がやって来た。その監督は日本人選手を起用する監督であり、今も日本人選手ばかり起用する」

 「イニエスタも今の監督のもとであまりプレーできなかった。多くの外国人選手が監督との間に問題を抱えていたんだ。日本に行く前、コンディションがとても良かったし、良い状態で神戸へ行くという期待があった。だけど例外なく僕も排除されたよ」

 昨季終了後に退団したボージャン・クルキッチ、今月にスペイン2部アンドラへ加入したMFセルジ・サンペールは、いずれも吉田監督のもとで出場機会を得られなかった。ムゴシャのコメントを踏まえると、複数選手の神戸指揮官に対する不満がうかがえる。