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吉田麻也、シャルケ2部降格で今夏退団へ。ブンデス最終節でも出番なし

吉田麻也 写真:Getty Images

 シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也は、27日に行われたブンデスリーガ最終節RBライプツィヒ戦で出番なし。チームが敗れて2部降格が決まったことにより、今季限りでのシャルケ退団がほぼ確実となった。

 吉田は昨年7月にシャルケと1年契約を締結。今季開幕からほぼ全試合で先発出場するなど、チームがブンデスリーガ残留争いを強いられる中でも主力選手として活躍していたが、今月13日に行われた第32節バイエルン戦ではバックパスが中途半端になったところを奪われて追加点を献上。致命的ミスもあり、20日の第33節アイントラハト・フランクフルト戦ではベンチ外となっていた。

 シャルケは2部降格圏内の17位に沈む中、最終節でライプツィヒと対戦。前半10分に先制ゴールを許し19分に追加点を奪われたものの、49分に追いつく。しかし終盤に2失点。2-4と敗れると、残留争いのライバルであるVfBシュツットガルトとVfLボーフムが引き分け以上だったため、17位でシーズンを終えた。

 吉田とシャルケの契約については、ドイツ誌『ビルト』が昨年12月に「シャルケがブンデスリーガに残留した場合、吉田も残留する。その場合、彼の契約は今季終了時に切れるのではなく、自動的にもう1年延長される」とリポート。

 契約期間延長オプション発動の条件として「公式戦25試合以上でプレー」があると報じていたが、すでにクリア。去就はシャルケのブンデスリーガ残留争いに委ねられていたが、2部降格により退団は決定的とみられている。