Jリーグ サンフレッチェ広島

浦和優勝でACL出場消滅も…J1広島・仙田社長の計らい話題「素直に称賛か」

ACL優勝の浦和レッズ 写真:Getty Images

 浦和レッズは6日に埼玉スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグで、サウジアラビアの強豪アル・ヒラルに1-0と勝利。2試合合計2-1でACL優勝を果たした浦和に対するサンフレッチェ広島の仙田信吾代表取締役社長による粋な計らいが話題を呼んでいる。

 浦和は先月29日に敵地で行われた1stレグを1-1で終了。2ndレグでも前半から主導権を握られたが、圧倒的なホームアドバンテージを生かして48分にオウンゴールから先制。その後はアル・ヒラルの猛攻を振り切ると、ボール支配率30%未満と厳しい戦いの中でもタイトルを勝ち取った。

 また浦和は今回のACL優勝により、2023/24シーズンのACLプレーオフ出場権を獲得。昨季のJ1リーグを3位で終えていた広島によるACL出場の可能性が消滅していた。

 それでも株式会社サンフレッチェ広島の仙田社長は7日、クラブ公式サイトを通じて「浦和レッズに関わるすべての皆様、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝おめでとうございます。最高の雰囲気の中、日本代表として、世界に日本サッカーの素晴らしさを伝えていただきました。今後も、Jリーグでも共に日本サッカーを盛り上げていきましょう。本当におめでとうございました」と祝福。

 このコメントがツイッター上で拡散されると、広島や浦和のサポーター、それにJリーグファンから「裏のない粋なコメント」、「大人の対応!」、「素直に称賛か」、「広島のACL出場権がなくなったにも関わらず、公式コメントが素敵すぎる」と同社長に対する称賛が殺到。

 「広島のためにもACL連覇するしかない」、「広島の社長さんの凄まじスピードを伴った行動力すごい」、「広島は新スタジアムでACLを闘おう!」といったコメントも見られる。

 なお2023/24シーズンのACLには、昨季J1リーグ覇者の横浜F・マリノス、2位川崎フロンターレ、天皇杯覇者のヴァンフォーレ甲府がグループステージから参戦する。