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ブライトン三笘薫に「移籍金高すぎ」ニューカッスル移籍浮上も反対論噴出

三笘薫 写真:Getty Images

 日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンと契約延長間近と伝えられていた。しかしブライトンの新戦力獲得により、今夏移籍の可能性が再び浮上。日本代表DF冨安健洋所属アーセナルやチェルシーが移籍先候補にあがる中、ニューカッスル・ユナイテッドも三笘の獲得を狙っているようだ。

 英メディア『フットボール・インサイダー』は先月25日に「ブライトンは三笘と契約延長で合意間近だ」とし、「三笘の状況を知る関係者が『ブライトン退団を急がない』と話している」とリポート。これによると、両者は現在週給1万ポンド(約160万円)による2025年6月までの契約を結んでいるが、2年間の契約期間延長で週給4万ポンド(約640万円)まで引き上げられるとみられていた。

 しかしブライトンは今月5日、今季終了後にワトフォードからFWジョアン・ペドロを完全移籍により獲得することが決まったと公式発表。これにより、現地では三笘ブライトン退団の可能性が高まったという見方が広まっている。

 そんな中、英メディア『クロニクル・ライブ』は今月6日にアーセナルとニューカッスルが三笘の獲得を目指していると報道。ただ一方でブライトンが三笘の移籍金を3500万ユーロ(約50億円)に設定したと伝えられているだけに、「彼の獲得にむけて高額の移籍金を支払うべきではない」という論調を展開。現地では三笘獲得反対論が沸き起こっている。

 なおブライトンのポール・ハーバーCEO(最高経営責任者)は先月、『Premier League Productions』のインタビューで「三笘の代役探しは仕事であり、挑戦だ。今年1月にアーセナルへレアンドロ・トロサールを売却できたのは、三笘のおかげだ。(我々の編成について、)退団しようとする選手の後釜を先に用意しておかないといけないんだ」と、同選手放出の可能性を示唆している。