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広島戦で横断幕掲出が一時解禁!横浜FCゴール裏団体がマナー改善約束

横浜FC 写真:Getty Images

 横浜FCのゴール裏応援団体『BLUTIGRE YOKOHAMA』は、横断幕の掲出を巡りクラブと協議。今月15日の明治安田生命J1リーグ第8節サンフレッチェ広島戦で一時的に横断幕掲出が認められたことをうけて、声明を発表している。

 横浜FCは今年1月末にゴール裏中央の「横浜FCオフィシャル応援エリア」で応援をリードするメンバーを公募していたが、数日後に一転して募集を見送り。ゴール裏応援団体との協議を重ねているが、ゴール裏応援団体所有の横断幕の掲出については認めていなかった。

 しかし今月1日に行われたアビスパ福岡戦前の協議で、ゴール裏応援団体が再度横断幕掲出を認めるようクラブ側に要求。横浜FCは1日の協議内容を踏まえて、広島戦での対応について以下のように公式発表している。

 「応援団体、応援団体以外のファン・サポーターの皆さまに関わらず、現在申請済みで掲出不可となっている掲出物を含めて一旦制限せずに掲出を行い、そのうえでご来場いただく横浜FCに関わるファン・サポーターの皆さまから試合後アンケートなどで、改めてご意見や状況を把握したうえで、協議をしていく」

 「クラブとして目指すスタジアムのあり方と、応援団体含めたすべてのサポーターの応援文化もふまえ、慎重に議論を重ねお互いの協力のもと作り上げていく」

 これを受けて、ゴール応援団体は12日に声明を発表。「ゴール裏団体とクラブは、開幕後も継続的に話し合いをしてきました。今のこのスタンドの状況から、まずは元のスタンドの熱量を取り戻すために、ゴール裏も改めるべき所は改め、クラブにもゴール裏の文化や歴史を理解してもらう。これまでのやり方ではなく、お互いに同じレベルで協力し合える関係を築きながら、今まで以上のスタンドを作っていく」

 「そのための話し合いはまだ始まったばかりですが、そのスタートとして広島戦より団体より申請した全ての横断幕と旗がひとまず掲示可能になりました」

 「この状況を打開したい、空気を変えたい、勝ちたい。その思いは横浜FCに関わる全ての人々が持っていると思います」

 「ここで変えましょう!スタンドのパワーで勝つための空気を作りましょう!100%のフリエの応援で、J1での勝負に挑みましょう!」

 「土曜日の広島戦には、是非これまでにクラブやBLUTIGREで配布したフラッグを三ツ沢へ持ってきて下さい。一緒に最高の熱いスタンドにしましょう!ご協力よろしくお願いします」と、サポーターに呼びかけた。

 なお横浜FCは今季ここまでJ1リーグ7試合を終えて2分5敗。今季のJ2降格枠が「1」である中、17位の柏レイソルから勝ち点3差の最下位に沈んでいる。