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シャルケ吉田麻也が今夏退団?契約延長の条件クリアも突如ベンチ外

吉田麻也 写真:Getty Images

 ドイツ1部(ブンデスリーガ)シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也に、今夏退団の可能性が再び浮上している。

 吉田は昨年7月にシャルケへ加入し、1年契約を締結。今季開幕からほぼ全試合で先発出場するなど、守備陣の中心選手として奮闘。シーズン前半戦では現地メディアから「ブンデスリーガでプレーするにはスピード不足」という指摘が相次いでいたが、今年1月以降は安定感抜群のパフォーマンスを発揮していた。

 シャルケは今月14日、ブンデスリーガ第28節のヘルタ・ベルリン戦で5-2と勝利も、吉田は今季初めてベンチ外。クラブは同選手の欠場理由を「筋繊維断裂」と発表しているほか、数週間の戦線離脱が予想されている。

 一方で吉田とシャルケの契約については、ドイツ誌『ビルト』が昨年12月に「シャルケがブンデスリーガに残留した場合、吉田も残留する。その場合、彼の契約は今季終了時に切れるのではなく、自動的にもう1年延長される」と、契約期間延長オプションの存在を伝えている。

 また契約期間延長オプション発動の条件として「公式戦25試合以上でプレー」があると報じていたが、すでにクリア。同選手の去就はシャルケのブンデスリーガ残留争いに委ねられている。

 シャルケはヘルタ戦での勝利により、リーグ戦残り6試合で暫定16位に浮上。ただ2部自動降格圏内の17位VfBシュツットガルトとは勝ち点1差である。主力選手である吉田の去就が残留争いに左右されるだけに、今回の負傷離脱によってシャルケ退団の可能性が高まったといっても過言ではない。