明治安田生命J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が、北海道コンサドーレ札幌から復帰したFW興梠慎三から絶大な信頼を寄せられている。
興梠は2013年から浦和レッズに在籍していたものの、リカルド・ロドリゲス元監督のもとで出場機会が減少。札幌率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督の説得もあり、2021年12月に浦和から札幌へ期限付き移籍していた。
そして昨年8月以降にリーグ戦ほぼ全試合出場で4得点と復調の兆しを見せると、昨年12月に浦和へ復帰。FW松尾佑介をはじめ攻撃陣で複数選手がチームを離れる中、今季はJ1リーグ第3節のセレッソ大阪戦以降、リーグ戦全試合で先発出場。先月31日の柏レイソル戦で今季初ゴールをあげている。
ポーランドメディア『weszlo』は興梠について「浦和の歴史の中で、ここ10年間を象徴する人物だ」と評価。同メディアによると、興梠は「スコルジャ監督はこれまでのキャリアの中でも、最も素晴らしい監督のひとりです」と語っていたとのこと。
指揮官に対する称賛について「興梠のコメントは社交辞令かもしれないが、大きな賛辞である。しかも偶発的なものではない。スコルジャ監督はお返しをした。興梠のことを“将軍”と呼んだのだ」と綴っている。
浦和は興梠の活躍もあり、リーグ戦6試合を終えて4勝2敗。首位ヴィッセル神戸からポイント差の3位につけている。スコルジャ監督の戦術が浸透しつつある中、浦和の哲学を熟知している興梠により一層大きな期待がかかる。
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