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鎌田大地の今冬移籍は?フランクフルト監督の残留濃厚発言に独紙疑問

鎌田大地 写真:Getty Images

 シャルケ所属MF上月壮一郎(22)をはじめブンデスリーガで多くの日本人選手が活躍する中、カタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)はアイントラハト・フランクフルトの契約延長オファーを拒否。バルセロナやボルシア・ドルトムント、トッテナム・ホットスパーなどビッグクラブへの移籍が濃厚とみられる中、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督が同選手の去就に言及した。

 ドイツ紙『ビルト』は今月上旬、鎌田大地が「2026年6月までの3年契約、年俸250万ユーロ(約3億5000万円)から300ユーロ(約4億2000万円)+ボーナス」という条件によるフランクフルトの契約延長オファーを拒否したと報道。

 バルセロナやトッテナム・ホットスパーなどへ移籍する場合は年俸倍増見込みだとして、今季終了後に契約満了によるフランクフルト退団が濃厚という見解を示していた。

 グラスナー監督は24日、ブンデスリーガ第17節・SCフライブルク戦の前日記者会見に出席。鎌田大地ら複数選手の去就について質問を受けると、「今、私はかなりリラックスしている。(移籍ウィンドウ最終日の1月31日までに)何かが起こる可能性はあるが、大きな変化はないと思っている。これ以上選手が退団することはないだろう」と語っている。

 ただドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』は、同監督のコメントをうけて「移籍市場はまだ閉じていない。そのためグラスナー監督は何も否定できない。移籍の最終決定権はマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)が握っている」とし、鎌田大地の今冬残留が確実ではないとの見方を示した。

 なおポルトガル紙『O JOGO』は今月15日に「鎌田大地の代理人とベンフィカのルイ・コスタSD(スポーツディレクター)が14日に会談した」と報道。昨年8月につづいて同選手の獲得に動いていることを伝えている。移籍ウィンドウ閉鎖まで残り1週間となる中、同選手のまわりで今後大きな動きがあるか注目が集まる。