Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸ムゴシャに韓国クラブ復帰打診か。移籍金1.3億円・年俸2.5億円も不発

ステファン・ムゴシャ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属のモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(30)は、わずか半年で韓国1部・仁川ユナイテッドへ復帰する可能性があるようだ。24日、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が伝えている。

 ムゴシャは2022シーズンに韓国1部リーグ戦で17試合中15試合の先発出場、14ゴールと圧倒的な結果を残すと、今年6月末にヴィッセル神戸へ完全移籍。『朝鮮日報』をはじめ韓国の複数メディアは、ヴィッセル神戸が仁川ユナイテッドに移籍金100万ドル(約1億3500万円)を支払ったほか、選手サイドと年俸180万ドル(約2億5000万円)で契約締結と伝えていた。

 しかし同選手はJ1リーグで13試合中5試合の出場にとどまり無得点。AFCチャンピオンズリーグや天皇杯でもプレーしたが、来日初ゴールをあげることなくシーズンを終えていた。

 そんな中『スポーツ朝鮮』は独自に入手した情報として、「ムゴシャは先日、モンテネグロ国内で結婚式を行った。仁川ユナイテッドの最高経営責任者はモンテネグロに出向くなど、ムゴシャに対する仁川ユナイテッド復帰の説得に全力を注いでいる」と報道。

 これによると、仁川ユナイテッドは今季の韓国国内カップ戦を制してクラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得したことにより、外国籍選手の獲得に注力している模様。すでにコンゴ民主共和国代表FWポール=ジョゼ・ムポク(30)の獲得を公式発表しているほか、韓国国内複数クラブとの争奪戦を制して済州ユナイテッドからFWジェルソ・フェルナンデス(31)の獲得を確実にしたとのこと。センターフォワード1名を獲得して来季にむけての編成を完了させるとみられ、ムゴシャをラストピースに位置付けているという。

 韓国1部リーグで3度にわたり2桁ゴールをあげているムゴシャ。ヴィッセル神戸で本来のパフォーマンスを発揮できなかったことにくわえて高額年俸を受け取っているだけに、今後の動向が気になるところだ。