パリ・サンジェルマン（PSG）は23日、明治安田生命J1リーグの浦和レッズと対戦。フランス代表FWキリアン・ムバッペ（23）のゴールにより3-0と勝利したが、試合前に浦和レッズサポーターが掲げた横断幕にフランス国内のラジオ局『RMC』も注目している。
PSG一行は「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2022」開催により、今月17日に来日。20日の川崎フロンターレ戦では、国立競技場に65000人近くのサッカーファンが駆けつける中、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（35）のゴールもあり2-1と勝利していた。また浦和レッズ戦でも埼玉スタジアム2002に61000人以上が詰めかけている。
ただ一方で、ゴール裏に陣取る浦和レッズサポーターは試合前にチケット代の高さに抗議。英語で「浦和vsチャンピオンズリーグ6度優勝のバイエルンが3000円、チャンピオンズリーグで優勝していないPSGとの試合が8000円。冗談だろ？」と書かれた横断幕を掲げており、日本国内で注目を集めていた。
すると『RMC』も「浦和レッズとの試合前、数人の地元サポーターがこの試合の入場料の高さを非難する横断幕を掲げた。欧州でのPSGの記録も嘲笑している。執念深いメッセージが発信された」と報道。
メインスタンド、バックスタンドが15000円以上、ゴール裏が8000円以上であることを紹介した上で「PSGの賞金総額をあざ笑うかのように、日本国民に過剰な値上げを迫る金銭的論理に対する不満の表れでもあるのだろう」と言及している。
また『RMC』はPSG戦におけるチケット代高騰について「PSG戦が値上げの対象になるのは、今回が初めてではない。昨夏、リオネル・メッシがPSGと契約した後、リーグアン（フランス1部）の一部クラブでは需要に伴いチケット価格が高騰した」と綴っている。
なおPSGは浦和レッズ戦から中1日でガンバ大阪と対戦する。日本のサッカーファンに大きなインパクトを与えているだけに、パナソニックスタジアム吹田も満員に膨れ上がることが予想される。
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