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FC東京・渡辺凌磨「一ファンとして…」鹿島・鈴木優磨への苦言理由釈明

渡辺凌磨 写真:Getty Images

 FC東京所属のMF渡辺凌磨(25)が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新。明治安田生命J1リーグ第16節・鹿島アントラーズ戦でFW鈴木優磨(26)の振る舞いに対する発言の真意を語った。

 渡辺凌磨は右サイドで先発出場すると、前半32分にブラジル人FWディエゴ・オリベイラ(31)との素早いパス交換からペナルティエリアに侵入。ダイレクトで右足を振りぬくと、ボールはゴールマウス右隅に吸い込まれる。

 FC東京に先制点をもたらした渡辺凌磨は前半42分にもゴールを奪う。ペナルティエリア内で再びディエゴ・オリベイラのパスを受けると、今度は右足を豪快に降りぬき、シュートをゴールマウス左上に突き刺した。

 その後、FC東京は後半7分にディエゴ・オリベイラのPKから3点目を奪取。後半9分に日本代表FW上田綺世(23)に1点を返されはしたものの、その後は鹿島アントラーズの反撃を振り切り、3-1で勝利していた。

 一方、鈴木優磨は後半アディショナルタイムに日本代表DF小川諒也(25)に倒されると、ノーファウルという判定に不満を爆発。鹿島アントラーズの選手たちが主審に抗議する中、ピッチ上で水分を含むとペットボトルを叩きつけたことにより、イエローカードを提示されている。

 試合後、渡辺凌磨はこの鈴木優磨の行為に対して「(鈴木優磨は)ペットボトルを投げたりとか、ああいうのが直らないと、上には行けないと思います」とコメント。両クラブのサポーターやJリーグファンの間で議論が巻き起こっていた。

 その中、渡辺凌磨は試合当日の夜にYouTubeチャンネルでのライブ配信を実施。鈴木優磨に対するコメントについて「鈴木優磨選手をけなしたいとか、ムカつくから言ったとかではない。もちろん僕より全然良い選手だし、鹿島でキャプテンマークを付けているぐらいなので、そりゃ良い選手なのは分かります」

 「彼がペットボトルを投げた時、僕はピッチに立っていなくて交代していたんで、ちょうど(彼の)行動に目がいっちゃって。『あれはどうなのかな』と思って、(試合後に)質問があったから言っちゃった。それは自分でも反省しているし、申し訳ないという気持ちはもちろんあります」

 「鈴木選手のことはもちろん嫌いじゃないし、自分の仲間にいたら頼もしいほかないから、そこに関してはリスペクトを持っています。彼も多分ムカついてイライラして勝ちたいという気持ちからあのような行動になったと思います」

 「僕も試合に勝ったといえども、一サッカーファンとしては、子供とか見ていたらどうなのかなとか思ったんですよね。それであのように質問された時にちょっと言ってしまっただけです」と説明。試合後のコメント内容について謝罪している。

 なお、渡辺凌磨は自身のYouTubeチャンネルで今季から公式戦終了後に「現役Jリーガーが試合の翌日に自分のプレーを解説」と題した動画を投稿しているほか、ゲーム配信を行っている。