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吉田麻也にJリーグ勢オファー報道も…中東クラブと争奪戦必至か

吉田麻也 写真:Getty Images

 サンプドリア所属の日本代表DF吉田麻也(33)はJリーグ復帰が噂されているが、中東クラブも同選手の獲得を狙っているようだ。20日、イタリア・ジェノヴァの地元紙『Il Secolo XIX』が伝えている。

 吉田麻也は今季途中までレギュラーに定着していたものの、1月上旬のリーグ戦で負傷。戦線離脱中に監督交代が行われると、3月20日開催のセリエA第30節・ヴェネツィア戦以降はベンチ要員に降格。チームがセリエA残留争いを繰り広げる中、4月30日に行われたジェノアとのダービーマッチ以降3試合つづけて出番がない。

 また、吉田麻也とサンプドリアの契約期間は今年6月までと伝えられている。その中、同選手の去就については「ヨシダには2つの選択肢がある。サンプドリアとの契約期間を1年延長する、もしくは日本に戻るかだ。複数のJリーグクラブが彼の獲得を考えている」と先月にイタリアメディア『カルチョメルカート』が報道。その後、出場機会減少により今季限りでの退団が確実という見方が広まっている。

 その中、『Il Secolo XIX』は「吉田麻也の今シーズンは浮き沈みの激しいものとなっている。彼は契約満了を迎えようとしており、去就はまだ不明だ。売却される運命にある選手の一人になるだろう」と、サンプドリアが吉田麻也と契約更新を行わないと予想。

 そして同選手の移籍先候補については「オファーの面で、吉田麻也は日本だけでなく、中東のいくつかのクラブでも非常に人気がある」と綴っている。

 吉田麻也に対しては、昨年12月にカタール1部アル・ガラファからの年俸200万ユーロ(約2億6000万円)という高額オファーが報じられたほか、今年1月にはUAE1部アル・ジャジーラからの関心が伝えられていた。しかし、選手サイドは欧州でのプレー続行を望んでいるため中東移籍に関心を示さなかったとみられている。

 セルティック移籍の可能性について今月はじめにセルティックの専門サイト『THE CELTIC BHOYS』が報じる中、吉田麻也本人がFIFAワールドカップ・カタール大会出場を見据えた上でどのような決断を下すのか注目が集まる。