日本代表・海外組 海外日本人選手

南野拓実がブラジル代表FWの後釜に?リーズ移籍推奨理由を現地解説「リバプール相手に…」

南野拓実 写真:Getty Images

 リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)は今季終了後の退団が噂されている。その中、リーズ・ユナイテッドの専門サイト『リーズ・オールオーバー』が8日、リーズ・ユナイテッドに同選手を獲得すべき理由を説明している。

 同選手は昨年7月にレンタル先のサウサンプトンからリバプールに復帰したが、今季もここまで公式戦8試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではスタメン出場がない。また、4月以降は一度も公式戦のピッチに立っていないほか、4月5日開催のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ・ベンフィカ戦でのベンチ入りを最後に公式戦9試合つづけてメンバー外となっている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。

 ただ、リバプールでの構想外が伝えられると、リーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃しているほか、ボルシア・ドルトムントやラツィオも移籍先候補に浮上。リバプールがフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22)の獲得を狙う中、南野拓実を交換要員としてモナコに放出する可能性も報じられている。

 『リーズ・オールオーバー』は「リーズ・ユナイテッドが降格を回避するために獲得を優先すべき3選手」と見出しをうち、南野拓実やレッドブル・ザルツブルク所属のアメリカ代表MFブレンデン・アーロンソン(21)、アバディーン所属のDFカルバン・ラムゼイ(18)の3選手を列挙。

 南野拓実について「ミナミノのような多才な資質を持った選手との契約は、本当に長い道のりを歩むことになるだろう。ラフィーニャの活躍は今シーズンで見納めとなる可能性がある。そうなると、彼のゴールへの貢献度に代わるものを見つけなければならない」

 「ミナミノは1部リーグでの経験が豊富なだけに、サム・グリーンウッドが見せたような役割をリーズにもたらすことができるだろう。それだけでなく、レッドブル・ザルツブルク所属時の2019年にリバプール相手に勝利したことから、(ジェシー・)マーシュが(リーズ・ユナイテッド監督に)就任する前からターゲットにされていたことは驚きではない」と解説。バルセロナ移籍が噂されるブラジル代表FWラフィーニャ(25)の後釜候補としてフィットする可能性を主張している。

 なお、リーズ・ユナイテッドは今月8日開催のプレミアリーグ第35節・アーセナル戦で1-2と敗戦。2部降格圏内の18位に低迷しているが、16位エバートンとは1ポイント差となっている。