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本田圭佑“監督”がカンボジアで再始動!U23東南アジア選手権初優勝狙う

本田圭佑 写真:OneFootball

 かつて日本代表の一員としてFIFAワールドカップの舞台で3度プレーしたMF本田圭佑(35)が、U23カンボジア代表監督として新たな戦いに挑む。

 本田圭佑はロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)の強豪CSKAモスクワやセリエAの名門ACミラン、リーガMX(メキシコ1部)のパチューカなど複数クラブに在籍。昨年9月からリトアニア1部のFKスードゥバでプレーしていたが、2021シーズン終了後に契約満了を迎えている。

 また、同選手はカンボジア代表GM(ジェネラルマネージャー)を務める中、昨年12月にシンガポールで開催されたAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)でカンボジア代表を指揮。グループリーグでマレーシア、インドネシア、ラオス、ベトナムと対戦したが、1勝3敗でグループ4位という結果に終わり、準決勝進出とはならなかった。

 そしてAFFスズキカップ終了後に帰国すると、Jリーグクラブのない県の市長や知事と面会を重ねたほか、自由民主党本部で開かれた党スポーツ立国調査会の会合で講演。スポーツを通じた教育について意見交換を行っていた。

 そんな本田圭佑は今月11日にインスタグラムを更新。U23カンボジア代表候補の選手たちの様子を見守る自身の姿をアップして「昨日カンボジアに到着したばかりです!」と投稿している。インドネシアメディア『suara』は今月14日から26日にかけて行われるU23 ASEANサッカー選手権にむけて、本田圭佑が36名の代表候補選手による練習を視察したと報道。指揮官はこれから28名への絞り込み作業を行うという。

 なお、U23カンボジア代表はグループリーグで東ティモール、フィリピン、ブルネイと対戦することになっている。自国開催で現地での熱気が高まっているだけに、本田圭佑監督としては周囲を驚かせるような好成績を残したいところだ。