Jリーグ 横浜F・マリノス

元横浜FMハッチンソン「日本に残るチャンスあったが…」ポステコグルー監督退任の影響告白

アンジェ・ポステコグルー 写真提供:GettyImages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでヘッドコーチ(HC)を務めていたジョン・ハッチンソン氏が、2021シーズン限りでチームを離れた理由を明かした。14日、オーストラリアメディア『KEEP UP』が伝えている。

 オーストラリア人のハッチンソン氏は、昨年1月に横浜F・マリノスに招へいされると、アンジェ・ポステコグルー前監督の右腕としてチームの上位躍進に大きく貢献。ポステコグルー監督はスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックの指揮官に就任したため、昨年6月にチームを離れたが、松永英機暫定監督やケヴィン・マスカット現監督のもとでも引き続きチームを支えていた。

 しかし、横浜F・マリノスは昨年11月30日、ハッチンソンHCが2021シーズン限りで退団することを公式発表。同氏は最終節・川崎フロンターレ前にチームを離れると、今月3日にオーストラリアへ帰国していた。

 そんなハッチンソン氏は『KEEP UP』のインタビューに対応。指導者としてのキャリアを歩む中でも気持ちの変化を聞かれると「監督をやりたいとつねに思っていたね。アンジェ(・ポステコグルー監督)がセルティックへ行って、それから何も起こらなかった時、私の気持ちは監督になることに向かっていた」

 「勝利を求め、あらゆる面での成長を望むクラブを見つけたいと思っていた。アシスタントコーチとして日本に残るチャンスはあったが、監督になるタイミングだと感じたのさ」とコメント。自身のキャリアプランを考慮した上で横浜F・マリノスを離れたことを明かしている。

 また、昨年12月10日にUSLチャンピオンシップ(アメリカ2部相当)に所属するエルパソ・ロコモティブFCの監督に就任したことについて聞かれると「(エルパソ・ロコモティブFCとの)最初の話し合いでは、彼らの話に本当に興味があったので、自分から働きかけることもあった。私は新たなビジョンとプレースタイルを築き上げたい。彼らは以前から良いサッカーをしているが、私はそんな彼らのサッカーを改善して、成長させたいと考えている」と新天地での意気込みを語った。