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ユンカー、浦和と契約延長報道も…セリエAクラブが再びリストアップか

キャスパー・ユンカー 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属する元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)は、契約延長した可能性が伝えらえている。しかし、同選手には再びセリエA(イタリア1部)のクラブが関心を寄せているようだ。3日、イタリアメディア『buoncalcio a tutti』が報じた。

 ユンカーの去就を巡っては、今夏の移籍ウィンドウでヴィッセル神戸が浦和レッズに対して移籍金3750万デンマーククローネ(約6億6000万円)によるオファーを提示していたものの、浦和レッズが却下したとデンマークメディアが報道。本人はデンマークメディアの取材に対して、浦和レッズとの契約延長を望んでいることを明かしていた。

 それでも、昨年11月末に日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックや、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)の複数クラブが移籍先候補にあがると、昨年12月21日にはリーグアンのナントが関心を寄せていると、デンマークメディア『Bold』が伝えていた。

 しかし、ユンカーは浦和レッズと2年間の契約延長で合意に達していると、昨年末にデンマークメディア『fyens』が報道。浦和レッズサポーターから同選手の残留を期待する声が次々と上がっていた。

 そんなユンカーに対して、昨夏の移籍ウィンドウにつづき、ジェノアが興味を示しているとのこと。ジェノアはヘルタ・ベルリンに所属するポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテク(26)の再獲得に動いており、すでに買い戻し条項付きレンタル移籍により、クラブ間では大筋合意に達しているという。

 ただ、ピョンテク本人は足首のコンディションが回復したばかりということもあり、ジェノア復帰に難色を示している模様。ジェノアはピョンテクの獲得に失敗した時の代替候補として、すでにユンカーをリストアップいるようだ。

 なお、ユンカーは昨年4月にエリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトから浦和レッズへ完全移籍。チームの得点源として周囲から信頼を寄せられる中、シーズン終盤にコンディション不良に悩まされたものの、リーグ戦15試合の先発出場で9ゴールをマーク。また、今月19日に行われた天皇杯決勝・大分トリニータ戦ではスタメンに抜てきされると、後半途中までプレー。ゴールこそあげられなかったものの、浦和レッズの天皇杯優勝に大きく貢献ている。