清水エスパルスは4日、明治安田生命J1リーグ残留を決めたことをうけて、「エスパルスを応援してくださる全ての皆様へ」と題した声明を発表した。
清水エスパルスはミゲル・アンヘル・ロティーナ監督のもとで今シーズンに臨んだものの、勝ち点を積み重ねることができず、11月4日に監督交代。徳島ヴォルティスや湘南ベルマーレなどとの残留争いを演じる中、11月27日の第37節・浦和レッズ戦で劇的な勝利を収めると、今月4日開催の最終節・セレッソ大阪戦でも2-1と勝利。徳島ヴォルティスがサンフレッチェ広島相手に2-4と敗れたこともあり、土壇場でJ1残留を決めた。
株式会社エスパルスの山室晋也代表取締役社長は「本日、セレッソ大阪とのホームゲームを終え、今シーズンが終了となりました。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、ご満足のいくような試合運営ができず、ご不便をおかけすることも多かったことと存じますが、ご来場いただいた皆様には快くご理解、ご協力を賜り、ありがとうございました。また、パートナーの皆様、地域の皆様、そしてファン・サポーターの皆様のご支援により、今シーズンも無事全日程を終えることができましたことを感謝申し上げます」
「新監督にロティーナ氏を迎え、また戦力の充実を図って、皆様からの大きな期待を背に今シーズンに臨みました。しかしながら相次ぐ主力選手の怪我などもあり、ロティーナサッカーの浸透に時間を要すこととなり、昨シーズンに続いて平岡宏章コーチに指揮を託す形となってしまいました。ここ数年の低迷から脱却すべき、強い決意のもと臨みましたが、皆様のご期待を大きく裏切る結果となってしまったことを深くお詫び申し上げます」
「平岡新監督の手腕とサブを含めた選手、スタッフの一体感、そして何よりエスパルスを応援していただいている皆様からの後押しにより、来シーズンもJ1の舞台で戦うことができます。クラブ創設30周年を迎えるシーズンだからこそ、クラブの歴史の重みを噛み締めつつ、もう一度原点に立ち返り、強いエスパルスの再建を目指して参りたいと存じます」
「まだコロナ禍の影響は続いておりますが、皆様におかれましては、感染予防に十分ご留意いただき、ご自愛ください。そして、また来シーズンも元気にスタジアムでお会いできることを心よりお待ちしております。清水エスパルスを引き続きご支援、ご声援を賜りますようよろしくお願いいたします」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
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