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柏が獲得狙ったブラジル人MFにJリーグクラブが関心!現地複数クラブと争奪戦へ

柏レイソル 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルが今季開幕前に獲得を狙ったブラジル人MFニコン(29)は、ここにきて再びJリーグクラブ移籍の可能性があるようだ。25日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 ニコンはトップ下をはじめ前線の複数ポジションをこなすユーティリティ性を兼ね備える中、昨季はリーグ戦25試合で先発出場。今季もここまでリーグ戦13試合で先発メンバーに名を連ねているほか、コパ・スダメリカーナ(UEFAヨーロッパリーグの南米版)ではグループステージ1試合を除き全試合でフル出場し、3ゴール6アシストをマーク。チームの決勝進出に大きく貢献している。

 同選手の去就を巡っては、今季のJリーグ開幕前にコリンチャンスやサンパウロ、それに柏レイソルが水面下で争奪戦を繰り広げていたが、今年3月に入って柏レイソルが争奪戦から撤退。また、選手サイドはアトレチコ・パラナエンセとの契約が今年12月までとなる中、クラブから複数年による新契約のオファーを提示されていたが、これを拒否していた。

 その中、ニコンはアトレチコ・パラナエンセとの契約延長に応じることなく、今季限りで退団する方向に向かっていると今月中旬にブラジルメディア『Jornal A Tribuna』が報道。くわえて、『UOL』の伝えるところによると、コリンチャンスやサンパウロにくわえて、パルメイラスやサントス、グレミオ、それにJリーグクラブも同選手の獲得に興味を示していることから、争奪戦になるものとみられる。

 なお、ニコンはロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のCSKAモスクワやエールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンの下部組織に在籍した過去を持っている。同選手は2010年にアトレチコ・ミネイロの下部組織からトップチームへ昇格した後、ブラジル国内クラブへのレンタル移籍を繰り返し、2015年1月にアトレチコ・パラナエンセへ加入していた。