
明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)は、現時点でも来季以降の去就が不透明と伝えられている。その中、ブラジルメディア『TNT SPORTS』は16日、ブラジル以外のクラブからもオファーが届いていると報じた。
川崎フロンターレはすでにダミアンに対して契約延長の打診を行っている。しかし本人は先日、母国メディアのインタビューに応じた際に、今年12月までとなっている川崎フロンターレとの契約を全うすることや来季以降の去就について決断を下していないことを明かしていた。
また、同選手の代理人は「我々は日本のクラブ(川崎フロンターレ)と契約延長合意にむけて動いている。様々なクラブから声を掛けられているし、彼は素晴らしい時間を過ごしている」とあくまでも川崎フロンターレの契約延長が基本線であることを明言していた。
ただ、先月に入ってダミアンの古巣であるSCインテルナシオナルが再獲得にむけて、川崎フロンターレに対して同選手に関する情報を問い合わせたと現地メディアが報道。くわえて、ブラジルメディア『O DIA』はブラジル1部のフルミネンセも今季限りで現役を退くことが濃厚な元ブラジル代表FWフレッジ(37)の後釜として、ダミアンの動向を注視していると伝えている。
その中、『TNT SPORTS』はダミアンが来季も川崎フロンターレでプレーすることを望んでいるものの、現時点では契約延長で両者が合意に達していないと報道。くわえて、選手サイドのもとにはブラジル国内のみならず、UAEやメジャーリーグサッカー(MLS)の複数クラブからもオファーが届いており、すでに争奪戦が繰り広げられていると主張している。
なお、ダミアンは2019年に川崎フロンターレへ完全移籍により加入。FW小林悠らとし烈なポジション争いを演じる中、Jリーグ挑戦1年目の2019シーズンは公式戦31試合に出場し11ゴールをマーク。そして昨季はJ1リーグ全34試合に出場。リーグタイトル獲得や天皇杯優勝に大きく貢献していた。そして、同選手は副キャプテンとして今季に臨むと、ここまでリーグ戦で23試合に先発出場して16ゴール8アシストをマーク。チームがJ1リーグ連覇を目指す中、引き続き前線に必要不可欠な戦力として結果を残している。
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