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ユンカーら浦和豪華メンツが日本対豪州を観戦!「複雑な心境だろうな」とデンを慰める言葉も

キャスパー・ユンカー 写真提供: Gettyimages

 日本代表は12日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選でここまで3戦全勝のオーストラリアを2-1で下した。劇的な勝利を収めてサポーターから歓喜が上がる中、元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)やDFトーマス・デン(24)ら浦和レッズに所属する4選手も埼玉スタジアム2002に駆けつけていた。

 日本代表はカタールW杯アジア最終予選の初戦でオマーン相手に0-1と敗戦。その後は中国戦で勝利したものの、今月8日開催のサウジアラビア戦でも決定力を欠くと、71分にレガネスのMF柴崎岳(29)のミスから先制ゴールを献上し、0-1と黒星。これにより、3試合を終えて全勝のオーストラリアやサウジアラビアから6ポイント差をつけられる厳しい状況になっていた。

 一方、オーストラリア代表はカタールW杯アジア2次予選を8戦全勝で終えると、最終予選でもここまで中国、ベトナム、オマーン相手に勝利。W杯予選での連勝記録を「11」まで伸ばすなど、好調を維持していた。

 その中で迎えた日本対オーストラリアでは、前半8分にMF田中碧(23)のゴールで日本が先制。日本はその後もチャンスを作ったが、追加点を奪えず前半を終える。すると、オーストラリアは後半20分にMFアルディン・フルスティッチ(25)がMF守田英正(26)にペナルティエリアよりわずかに外側の位置で倒されてフリーキックを獲得。これをフルスティッチに決めて同点に追いつく。

 しかし、日本は後半40分にDF吉田麻也(33)のロングフィードから途中出場のFW浅野拓磨(26)が裏に抜け出してシュート。一旦はGKマシュー・ライアン(29)に弾かれたものの、ポストに当たって跳ね返ったところをDFアジズ・ベヒッチ(30)がオウンゴール。終盤に勝ち越しに成功し、2-1で貴重な勝ち点3を獲得した。

 この日本対オーストラリアを観戦していたユンカーは試合後の自身のSNSアカウントを更新。デンやFW木下康介(27)、元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(28)とともに収まった写真を投稿するとともに「サッカー日本代表、素晴らしい勝利おめでとうございます!重要な勝ち点3! レッズat埼玉スタジアム」とコメントを残している。

 これには、浦和レッズサポーターをはじめ日本のサッカーファンから「ユンカーありがとう」と感謝の言葉が数多く寄せられているほか、「すごいメンバー」、「めっちゃ強そうなメンツ」など驚きの声も上がっている。

 その一方で、U24オーストラリア代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場していたデンに対しては「複雑な心境だろうな」、「トミーにうどんをご馳走して」というコメントが寄せられるなど、多くのファンが慰めている。