ローマはイタリア代表の一員としてEURO2020に臨んでいたDFレオナルド・スピナッツォーラが負傷したことにより、同選手の代替要員獲得へ動くようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在28歳のスピナッツォーラは、EURO2020でグループステージ第1節・トルコ戦と第2節・スイス戦でフル出場。決勝トーナメント1回戦・オーストリア戦では延長前半に先制ゴールをアシスト。フル出場で見事チームの勝利に貢献したが、今月2日に行われた準々決勝・ベルギー戦でアキレス腱を断裂。5日にフィンランド国内で手術を受ける予定となっており、復帰までは6か月以上を要する見込みとなっている。
これを受けて、ローマはスピナッツォーラに替わる新戦力の確保を急ぐ模様。チェルシーのスペイン代表DFマルコス・アロンソ、フィオレンティーナのイタリア代表DFクリスティアーノ・ビラーギ、アタランタのドイツ代表DFロビン・ゴセンスをリストアップしているという。
中でもクラブ首脳陣はビラーギをトップターゲットに掲げている模様。同選手は昨夏にインテルでのレンタル期間満了によりフィオレンティーナへ復帰すると、2020/21シーズンは主力としてセリエA31試合に先発出場。フィオレンティーナとの契約は2024年6月まで残しているが、ローマは買い取りオプション付きレンタルでの獲得を視野に入れているようだ。
マルコス・アロンソは2016年夏にフィオレンティーナからチェルシーへ完全移籍により加入。2020/21シーズンはプレミアリーグでわずか11試合の先発出場にとどまっており、イタリア代表DFエメルソン・パルミエリとともに放出候補に含まれている。
そして、ゴセンスは2017年にエールディビジ(オランダ1部)のヘラクレス・アルメロからアタランタへ完全移籍により加入。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督から不動の左ウイングバックとして期待を寄せられる中、直近2、3シーズンにおけるクラブの躍進に大きく貢献。今季も公式戦42試合で先発出場して12ゴール8アシストをマークするなど、セリエAやUEFAチャンピオンズリーグの舞台で確かな成長を遂げている。
ただ、ゴセンスについては、アタランタが4000万ユーロ(約52億円)以下のオファーを受け付けないものとみられ、獲得が難しいという見方が広まっている。
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