アーセナルMFジャカ、今週中にもローマ移籍決定か！20億円のオファー拒否も…

　アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカは、今週中にもローマ移籍が正式に決まるようだ。8日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。

　現在28歳のジャカは、2016年夏にボルシア・メンヒェングラートバッハからアーセナルへ完全移籍により加入。プレミアリーグ挑戦1年目から公式戦39試合に先発出場するなど本来のパフォーマンスを発揮すると、2018年にはスイス代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会のピッチに立っていた。また、今季も公式戦42試合で先発メンバーに名を連ねるなど、コンスタントな出場機会を得ている。

　アーセナルはジャカとの現行契約を2023年6月まで残しているが、すでに今夏の放出候補に含めており、現在ローマ首脳陣と同選手の取引に関する交渉を行っている。また、ローマは移籍金1500万ユーロ（約20億円）という条件でオファーを提示。しかし、アーセナルは最低2000万ユーロ（約27億円）を求めていることから、これを拒否していた。

　それでも、クラブ間交渉は順調に進んでいるものとみられるほか、アーセナルはウルバーハンプトン・ワンダラーズに所属するポルトガル代表MFルベン・ネベスの獲得に向かっていることもあり、ジャカの放出を急ぐ姿勢を見せているとのことだ。

　なお、先日にはローマがトルコ代表MFジェンギズ・ウンデル、またはギニア代表MFアマドゥ・ディアワラを交渉材料に盛り込むことを検討していると伝えられていた。ジャカのセリエA参戦が濃厚となる中、果たしてどのような条件でクラブ間合意に達するのだろうか。