Jリーグ ザスパクサツ群馬

J3降格圏内の群馬が公式声明「勝ち点50、16位以内に向かって邁進して参ります」

ザスパクサツ群馬のゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのザスパクサツ群馬は21日、成績不振に陥っている現状を受けて「ザスパクサツ群馬を応援して下さる全ての皆さまへ」と題した公式声明を出している。

 ザスパクサツ群馬は今季のJ2リーグ開幕節・ブラウブリッツ秋田戦で勝利したものの、その後は黒星が先行。先月21日の第9節・ファジアーノ岡山戦を最後に勝利から遠ざかっている。また、ザスパクサツ群馬は14試合を終えて勝ち点11の獲得にとどまっており、J3リーグ降格圏に沈んでいる。

 その中、ザスパクサツ群馬の森統則代表取締役社長は「日頃、ザスパクサツ群馬に心温まるご支援・ご協力を頂き、誠にありがとうございます。2021明治安田生命J2リーグ第14節アウェイ・ジュビロ磐田戦にて今シーズンの1/3が終了し、結果、J2リーグ21位という状況をクラブとして大変重く受け止めております。また、弊社ホームページへ多くの叱咤激励のメッセージを頂戴し、ザスパサポーターの皆様、スポンサーの皆様、ホームタウンの皆様、クラブに関わる全てのステークホルダーの皆様からのご期待に応えられない状況下、ザスパの方向性の報告・共有が遅れました事、ここにお詫び申し上げます」

 「今シーズンは昨年から多くの選手が残ってプレーしている中、現状苦しい結果となっておりますのは、まだまだザスパスタイルがチーム内に確立していないことと認識しております。ザスパスタイルである『躍動感あふれる全員攻撃・全員守備』を最大限にパフォーマンス発揮させるために、以下5点を監督・コーチ陣・全選手・強化責任者が次節からの戦い方として共有・意識統一をさせていただきました」とコメント。「多彩な攻撃」、「早い攻守の切り替え」、「連動したプレス」、「ゴールへ向かうプレー」、「最後までやりきる姿」の5項目を掲げている。

 つづけて「私より監督・コーチ・選手・スタッフの強化部全体に対し、以下3点のメンタル面での強化を指導させていただきました」とし、「課題を自責で考え分析し、己に勝つこと」、「チーム内相互に承認しあい、100%でなく120%の力を発揮できる環境をつくろう」、「ザスパの躍動感あふれるサッカーをやり切り、地域の皆様に夢と勇気と笑顔を届けよう」の3項目を掲げている。

 そして「今シーズンのJ2は4チーム降格というレギュレーションの中、さらに危機感をもって、残り試合を一枚岩となり、ザスパスタイルを選手・監督・スタッフと常に確認し意思疎通を図り、今シーズンの目標である勝ち点50、16位以内に向かって邁進して参ります。今後もまだまだ厳しい戦いが想定されますが、選手・監督・コーチ・強化責任者・スタッフ・フロントスタッフ、そして、私達ザスパにとって大きな支えでありますファン・サポーター・ステークホルダーのすべての皆様と共に、絶対勝利するという強い気持ちで現状打破し乗り越えて参ります。引き続き、ザスパクサツ群馬への熱いご支援ご声援をよろしくお願い申し上げます」とスポンサーやサポーターにメッセージを送っている。